FC2ブログ

2005-07

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

機能性とデザイン

 さて、今日のお題は「機能性とデザイン」です。ひと昔前は機能性が良いものに限って形状デザインが悪かったり、デザインはいいのに機能性は最悪。なんて時代がありました。ここ最近では、「デザイン」にも各企業が気にしはじめ、特に携帯電話や自動車、家電製品、家具や雑貨にもデザイン性と機能性を兼ね備えた商品が増えて来たようです。

consept14.jpg

そこには「見た目を裏切らない」という意識が強くなり言わば学習したとでもいう感じが伝わってくる。日本人のセンスが非常に高くなったのは言うまでもないが、それもそのハズ。なんでも揃う、手に入る日本国なのだから…。情報も豊富、それこそいつでも見ることができるインターネットの普及や書籍・雑誌の数々。情報国といっても過言ではないですよね。
 物が売れなくなった時代に作り手は試行錯誤して、選び始めたのは「デザイン」。そして付いてくる機能性とのバランス。ようやく僕の仕事にも影響力のある時代になり、理解力をもった人々が増えてくるといいなあ?と思いながら今日はこのテーマで進めましょう。

 前置きが長かったけど、要するにデザインで物が売れる時代になったということ…。昔は外見よりも中味なんて言っていた人も多かったけど、最近はデザインがいいから売れるんだよね~なんてことを耳にするようになった。商品で言えば物がいいのはあたりまえ。それをどう売っていくのか、広めていくのかが重要になってくるのです。もちろん広告の訴求力や起用するタレントのキャラクター力も大事ですが、実際商品を使うのはあなたではなくお客様ということを忘れてはいけません。ということに気づいてバランスがとれてきたな。と僕の見解ですが…。デザインにも同じことが言えます。自己満足ではなくバランスのとれたクリエイティブ性の強いグラフィックと商品のイメージを壊さない思いやりで作って行くことがこの仕事の使命なのです。なんてね。使命と言う字は「使う命を知って命を使う」という意味があると思うのです。なんの仕事でもそうですが、人にはこの「使命」が必ずあります。この関係は「機能性とデザイン」=機能性→使+デザイン→命。なんだろうな~。
 確かに物が売れるしくみはありますが、これからのビジネスで言えばデザインという価値観は経済にも影響力を与え、重要なキーワードになってくるのは間違いないでしょう。自分の個性で好きな物を着たいとか、こんな部屋にしたいとか、こんな車に乗りたいとか…。こんな日常にもデザインは総べて関わっています。売る側もだんだん解ってきたし、演出して入店していただき、その演出に合ったバランスの良い商品がそこにあれば買うという行為に繋がるハズ…。そしてそこで働く人の使命感がさらに演出していく。こんなこと言うと、やっぱり「人」だよね!になるのですが、やっぱり「人とバランス」よねってみんなが思うような時代になれば…。と希望するところですが…

consept13.jpg

 注意しなければいけない事は、デザイン性だけで作ってはいけないということ。
デザインはどんどん進化し続ける生き物のような物。そこに走ってしまうと後で持っているのも恥ずかしい、恥ずかしくて今は見せられない…。てな感じになってしまいます。「機能性とデザイン」は同時進行で変化していくセットもの。でもそれじゃあみんな同じ物になっちゃうよ。と思うでしょうが、そこにどう付加価値を付け、差別化をして独自のブランド性を確立するのかがこれからのテーマなのです。そして、「機能性とデザイン」の前に「企画力」、最後には「付加価値のセンス」のバランスを大切にしながら物創りをして行きましょう。

車とデザイン

 ちょっとお休みをしておりました。本業が有難いことに大忙し。景気が少し上向きになってきた?
さて、今日のお題は「車とデザイン」の関係について熱く語ろうかと思っております。横道にそれないように進めて行きましょう。

 車の形状デザインは今の所、やや流線形を辿っていますが、どうしてみんな「似たクサイ」のでしょう?確かに昔見たマンガの手塚先生が描かれていた「鉄腕アトム」に出てくる車のイメージになって来ました。それを予測して描いていた先生も素晴しいですけど。しかし、現在の車は皆同じに見える気がしてなりません。きっと車に詳しくない人が見たら全部同じに見えるでしょうね。何年か前、車の安全基準が見直されバンパーの形状が角がなくなり丸みをおびてきました。これは、衝突時、万が一人にぶつかっても角がない分、怪我の度合いを多少緩和するということのようです。確かに70年代~90年代までは角張った車が一般的でバンパーも角材のようになってましたね。衝撃が角では痛そうです…。また、形状部分のエクステリア等、今の主流はヘッドライトが釣り上がった大きいタイプ。みな宇宙人の顔のようです。後方のテールランプも独創性もない横一列。なんだか全部「埋没」してしまって車本来の魅力が失われてしまった気がします。そこから離れられないのはどうしてなのでしょうか?50年代~60年代のアメリカの車のような形状を今のボディに被せるというのは無理なのかな~。ただ、言えることは、「ロゴデザイン」によってターゲットを絞り込んだ分かりやすい差別化を図ってはいますけど。例えば、若者向け、ファミリー向けをターゲットにしたネーミングロゴはデフォルメによってイメージを強調したものが多く、高級車になればなる程デフォルメの表現が少なくなっています。で、デザインの観点から見るとロゴマークに関しては唯一、デザイン性を感じるかな~と。

consept12.jpg

 かつて車と言えば「男の象徴」みたいに妙に男っぽい形状がたくさんありました。僕の年代だとスカイラインのハコスカとかセリカのリフトバックとか…。僕はアメ車やヨーロッパ車が好きなんですけど、かろうじてまだ角張ったイメージの車があるのでなんとか許せますが、国産車はどーも好きになれません。小さい頃、よく車の絵を描いていたけど、四角く描きやすかったけど、今の子供達はどんな車の絵を描いているのかなあ?難し~いんじゃないかな…。バットマンカーやウルトラセブンのポインター号のような車はテレビでしかお目にかかれないのは残念です。下の写真は、僕が乗っていた、乗っている車なんですけど、どうも四角い車に魅力を感じてしまうんです。車あーって感じでしょ!その他、1989年のシボレーアストロや2000年のジープ・チェロキーにも乗っておりました。(全部四角い!)

consept10.jpg

 車のデザインはいわば「エディトリアルデザイン」という形状のデザイン。流行を追い過ぎた感があるけど、安全性やエコロジーも考えた車はまさに「環境カー」というのが正しい気がします。人に優しい車作りに徹底したことでデザインという観点が弱まったのでは?。今の技術をもってして下のような車も作れそうなんですが…。

consept11.jpg

これは1965年のシボレーコルベットで1/18のダイキャストモデルですが、この時代にしてやや流線形な形状デザインは充分今でも作れるハズ。細部にわたってデザインというこだわりが見てとれ、サイドのラインカーブも美しい限りです。車にも「風格」は必要です。軽く見える現在の車の未来は、デザインはどう変わっていくのやら…。もちろん人それぞれ好みの違いはあります。足替わりの方もいればコレクションのように何台も所有している方もいます。凹んだまま乗っている人もいれば、ドレスアップしてピカピカの車を乗っている人もいます。考え方はいろいろかもしれませんが、やはり子供の頃に描いた車のようなイメージで乗り続けたいと思う今日この頃です。

次回は「機能性とデザイン」を予定しておりまする。それでは、また。

デザインと演出力 其の二

こんばんわ。今日も前回に引き続きです。いつも遅い時間というか夜中の記事で申し訳ない。

さて、デザインと演出の関係は日常的な場所にもたくさんあります。例えばお店なんかもそうですよね。入口の外観だけで入りたくなるか、ならないか。うまいか、まずいか。飲食店も雑貨屋もアパレルショップもみんな演出で決まるという気がします。もちろん行きつけのお店や有名店、ブランドショップ等は、演出が後からついてくるといった感じですが…。
町中を歩いていてふと立ち止まってしまい、さらには入ってしまうという場合、心理的な働きもありますが、まんまとお店の演出(一般的にはディスプレイといいます)に乗せられて思わず入ってしまうワケです。デザインという観点から置き換えてみると、お店の外観全体を写真に撮りプリントしてみる。平面の状態になったお店はまさにデザイン・レイアウトの状態です。まず、どこに目が行くのか?からロゴや看板はちゃんと見えるか?色のバランスはどうなのか?などと見ているとまさにグラフィックと同じ感覚で見ることができます。

consept09.jpg

僕の場合は特に職業病みたいな感じで、なんでも切り取ってみてしまう癖があるので(頭の中で)デザインも映像感覚で作っていく感じです。僕の中では動いているか、静止しているかの違い?みたいな…。また、CDのジャケットもその演出力がいっぱい詰まっている物が多いですが、ここで注意が必要なのは「自己満足」や「流行」に陥らないことを心掛ける必要があります。最近ではだいぶクリエイティブ性も出て来ましたがひと昔の邦楽系は「どうしたらそのようになるの?」って感じで、時代背景もあるでしょうが、なんとも言葉を失う物がありました。言い訳がましく言えば、Macintoshが日本のデザイン業界に普及しはじめたから最近のはクリエイティブ性があるんだ…。いいや、違います。アメリカ等海外の広告を見ると日本よりはるか前からデジタルデザインで作っているのに、今も昔もクリエイティブ性も強く、僕の言う演出力で言えば、デジタルだからとかではなく「物づくり」の姿勢やセンス、感覚的なもの全てが素晴しい演出による計算されたデザイン。そして、デジタルなのに「アナログ性」はしっかり残している…。こうして作られているアメリカやヨーロッパのデザインに感じる物は、コンピュータを道具として使っているということでしょう。絵を書く時にペンや筆と同じように道具にしてしまうことがこれからのデザインには必要です。

consept07.jpg

以前、兄貴と2人でデザイン会社をしていた時、デザイナー志望の専門学校卒の社員を雇った時、イラストレーターやフォトショップのテクニックだけマスターしていて出来上がるものはみんなマックデザイン。これじゃマックに使われてるよって感じでした。ここ数年、似たくさいデザインを見ることが増えましたね。デザインはテクニックじゃあなく、演出だ!という感覚がいいデザインを作っていくのだと信じて止まない僕なのでありました。おわり。

次回は、「僕の経歴」の続きです。別ページでは表示されませんのでありからず…。

デザインと演出力

こんばんわ。新しいカテゴリーに記事を書いたら日付け順に表示されてしまうことに気づきました。
いきなりデザインとは関係ないページが表示されるのでなんとかしたいのですが、階層で分けれないようで…トホホ。
僕の経歴を追加した次第です。ごめんなさい。

それでは、「デザインと演出力」について話を進めましょう。
僕はデザインを作る時、いつもビジュアルから考えることが多く、頭の中でイメージし、ひとつの映像にしてから形にしていくという作業方法で作ります。もちろん広告媒体の場合、使用する写真やイラストの絵柄を引き立たせるためのグラフィック処理をすることは前提ですが、それを「演出」として考えて行くと重要になってくるのが「文字・書体」です。ファッション系雑誌の表紙はまさに演出だと僕は思います。モデルの写真、シチュエーションに合わせた配色で僕からすれば「映像を切り取った」ように見えます。グラフィックとして考えて行くより「演出」という考え方でイメージしていくと難しい物も簡単にできるような気になってくる。デザイナーとして仕事をされている人ならおわかりでしょうが、ビジュアルイメージと文字と書体は非常に大切な関係があります。写真が良くても文字のバランスが悪ければ、弱いイメージになってくるのは言うまでもありません。

consept06.jpg

ここ数年で普及したインターネットの世界では、まさに映像と同じでビジュアル先行で作って行く場合が多いですよね。例えば、簡単に作れるウェブ作成ソフトだけで作った場合、文字は全てテキストになってしまいます。パソコンの環境で左右されてしまい、本当はこうしたいのに!って思う方も多いのではないですか?このウェブサイトはまさに「演出」って感じですよ。
http://www.thevoid.co.uk/ イギリスのサイトですが…。
この仕事をしていて思うことの1つで、ラフデザインを起こしてプレゼンした時に「この文字はこんな書体で」とか、「ここをこうしたら…」みたいな話になると決まって僕が言うことは、部分的に見ないで全体で見てください!ってちょっと強気にいっちゃうんです。漠然と広く見た時、どこに目が行くのか?ということがクリエイティブだし、デザインなのです。書体だけ見てどうこうではないんですよ。そう考えてもイメージと文字の関係はイメージ作りの要なんだと思います。映像の世界とそんなに変わらないのかも知れませんね…。

また、お店にも「演出力」は必要です。ロゴや看板だけでなく、入口の照明やディスプレイ、カラーリング等、ひとつ一つ見るのもいいけど、ちょっと離れて全体で見たりすると意外と発見があったりします。飲食店も同じです。お客さんに入ってもらうためには全体の「演出力」でその気にさせるテクニックが必要だと思います。カメラマンの撮影用語の「しづる感」という奴ですかね…。この「しづる感」とは、見た瞬間にヨダレが出てきそうな効果をこのように言いますが、例えばビールの入ったグラスの水滴とか、らーめんの湯気とか、または濡れたTシャツ?とか…。

デザインと演出力は密接な関係があります。1枚のビジュアルとして切り取ってみることが新しいデザイン、いいデザインになっていくということ。
ますますデザインの魅力にハマっていく僕なのでありました。

次回は、引き続き「デザインと演出力」の続きのお題でお話します。それでは、また。。。

ロゴデザインの価値感

おはようございます。日曜はお休みしました。(毎週日曜はお休みです)
さて、今回のお題は「ロゴマーク」についてです。
企業や商品等のアイデンティティの表現、特に企業では「顔」として重要な意味を持ちます。企業らしさや目指して行くイメージを表現することで差別化を図り、そして働く人達に企業の一員であることの意識向上、モチベーションアップさせるシンボルとして機能します。そのような社名の表記をロゴ(ロゴタイプの略称)といい、さらに図を加えたりデザイン化したものをロゴマークといいます。

consept04.jpg

ロゴやロゴマークは、企業理念等を明確化したアピールする戦略=CI(コーポレート・アイデンティティ)の一環として1950年代、アメリカで誕生し、日本では1980年代に各企業が取り入れたものです。特に最近この作業に関わる機会が多くなってきて、いろいろ思うところで言えば、この「ロゴ」の場合、制作費が高いというイメージの方々が多く、だから作らない人が多いんだな~と感じています。確かにひと昔前のバブルの頃は相場の基準として「資本金の10%」が制作費という時代があり、大手企業はCI導入という形でデザイナーに対してそれなりにギャランティを支払っていました。仮に大手企業の資本金が3億円とした場合、CI導入の制作費は、3,000万円!、となりますね。なぜ、そこまでしてきたか?。それは作る側デザイナーに対して、その企業が存続する限りずっと使って行くロゴ、その会社の一部分を作るのと同じ、その責任の重さは図り知れない。そんな大変な作業をお願いするからにはそれなりに…みたいな風潮というか、企業側の姿勢、思いやりみたいなものがそのような価格基準を作ったと言えるでしょう。でも、その基準はいつしか時代の流れと共に変化して、そんな思いやりのような意識は感じられないのが最近見受けられますね。これには「価値観の違い」が大きな要因。悪く言えば、「おたくに頼むんだから、安くしてよ」とか、「マックで作るんだから簡単でしょ」とかとか…。こうなるともう価値観や、好き嫌いになってくるので決まる物も決まらない。だからいつも各クライアントに説明をするのですが、「考え方を変えてください!」って言っちゃいます。「こっちも作るのは大変、リスクが大きすぎる」ということです。責任重大なのですってね。ロゴマークを作ることでその会社のイメージもアップし、さらには働く人達のモチベーション度もアップする。相乗効果の期待、企業としてのメリットは沢山生まれるハズなのに、そんな頼み方ってどうなのよ。である。CI導入やロゴマークを作ったことでを急成長した企業や商品はたくさんありますよね。
結局は時代に伴った適正価格で作ることにはなりますが、頼み方ってもんがあるでしょ。安くても担当者やオーナーの想いみたいなものがあれば、「いっちょ、やってやるか!」みたいに気合いが入るので、結果いいものができるというワケです。少なくても僕の場合、頼み方次第で作業レベルも上がり、モチベーションが高い方がいいものを作る自信に繋がってきます。そこまで責任を持って魂を注ぐものだと思います。
最近ではインターネットで何十種類ものひな形を用意して、「このパターンにおたくの社名をはめて作ります、5万円~」みたいな業者もあります。こうなって来るとまるでフリー画像をダウンロードで購入するように「ロゴを買う」という発想になって、ロゴマークの重要性も半減するのは言うまでもありません。確かに安く作れるのは各企業、メーカーは嬉しいかもしれませんが、それで本当にいいんですか?って思うのは僕だけ?。オリジナルを忘れていませんかってね…。
いま関わっているものでは「ラーメン店」のロゴ制作関連がありますが、とあるプロジェクトが出しているロゴ制作費をみる機会がありました。そこには、シンボルマーク制作費=55万円という金額が…。ラーメン店の多くはいわゆる「個店さん」です。単純な価値観で言えば、ラーメン一杯750円という商売で考えると非常に高い。そうなると「高いから作らない」、「既存書体でいいや」となってある種、妥協。そんな価格でやっている制作会社が存在するのは分りますが、やはりその人に合わせて作っていくというのが本当にいいもの、喜んでもらえるもの、オリジナル性という結果になるはずです。お金も大切だけど、心がこもったロゴマークは、それはそれは素晴しいデザインと言えるでしょう。(ちょっと愚痴っぽいですけど)

価値観は人それぞれですが、作りたい人の価値観を理解してその中でいいものを作るということ。これこそクリエーターとしての本来の姿だと僕は思うのです。確かにビジネスは大切です。でもやり方次第でできるハズ。やたら無駄な企画を乗っけて変な付加価値を提案したり、点数を提案してその分請求したり…。
ロゴデザインの重要性を理解して企画していけば必ずいいデザインが生まれるハズなのに、自己満足や流行で走ってしまい、依頼する側とされる側の価値観の違いから間違った方向性で完成してしまったロゴマークは世の中にたくさんあります。一度作った物は気づいた時には直しが効かない。
だから、しっかりとした企画で作ることをお勧めします。スマートなデザインで行きましょう。

consept05.jpg

次回は、「デザインと演出力」についてです。お楽しみに…。

経済とデザイン

今日は、昨日の続きで「パッケージデザイン」についてもう一日引っ張ることにした。なので、「ロゴマーク」は次回に持ち越しです。ごめんなさい…。
ある雑誌にも書かれていたことだけど、パッケージの美しさで売上も増大するという結果がある。
今までは常識的となっていた神話は各企業こぞってそうして来たはず…。物が売れる時代は終わり、バブル崩壊後は売るためにどれだけ時間を費やして努力したか。しかし、今回の「デメリット表示/※澤村さんコメントより抜粋」では、そんな成果も「鶴の一声」みたいにあっさりと変えてしまう日本国。クリエイティヴという発想は全くないのかも知れません。いったい規制する側はどのように説明するのでしょう?特に“たばこ”だから、「健康を害するという危険性があるから」とか「吸わない人にも悪影響がある」とか…。そんな声しか聞こえてこない気がする。他の銘柄も今年中に全部マルボロのようになってしまうのは言うまでもないでしょう。そういえば…、確か何年か前に、フランスのたばこ産業も今回の日本仕様と同じように注意書きを入れたパッケージになったのをテレビのニュースで見た。その注意書きを隠すためのハードカバーみたいな商品が爆発的に人気になっているって紹介していたのを思い出した。嗜好品というカテゴリーの中で“たばこ”には美味しい!とか、うまい!とかある訳で、きっとそんなハードケースが売れているのも「気分が出ない」から隠しちゃえってことなんだろう。たかが“たばこ”、されど“たばこ”…。下の写真のような“たばこパッケージ”にはもう出会えないのだろうか…。ジャケ買いならぬパケ買いの日は遠い。

concept02.jpg

そんな中、パケ買いをした商品を紹介しましょう。今回は「ミネラルウォーター」に注目してみました。既に当たり前のように“水”を買う人が世界中に増え、スーパーやコンビニに行っても沢山並んでいますよね。どれもブルー系のPETボトルでラベルデザインも清涼感を感じさせる書体やカラーのモノばかり…。
でも、一目惚れしたパッケージの“水”を見つけました。雑誌等でも紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、ラベルも小さくPETボトルも透明、そして波打つようなフォルムは感動さえ覚えました。全く色がない中身をパッケージによってこれほどまでに表現するのはスゴイ!の一言です。何でもパッケージの形状開発には2年もかかったようです。デザイナーは、ウェールズ出身のロス・ラブグローブというお方。日本で売られているミネラルウォーターのパッケージとは比較にもならないのがよくお分りでしょう。concept03.jpg

“水”というと工業生産性のイメージが強く、こういう発想は出てこないでしょう。特に規制好きな日本ではありえないのかも知れません。
パッケージデザインに大切なのは、色や商品名、ラベルデザインだけじゃなく、置いておくだけでも絵になる、飾りたくなる。そして存在感で生活に溶け込むインテリアの一部のような美的風貌ということ。いつかこのボトルを沢山並べてみたい、と思うのは僕だけではないハズ…。みんなはどうかな?

次回こそ、「ロゴマーク」のお題です。それでは、また。

«  | HOME |  »

A U T H O R

sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

R E C E N T - E N T R Y S

C A T E G O R Y S

A R C H I V E

W A R N I N G

No! SPAM

C O M M E N T S

T R A C K B A C K S

T W I T T E R - N O W

TweetsWind

O T H E R S - S I T E

B O O K - S T O R E S

B L O G - S E A R C H

R S S - F E E D

C O P Y R I G H T

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。