2007-09

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人材で苦悩する企業

今日は秋らしい感じで涼しげですね。でも昨日はもうすぐ10月だっていうのに、暑かったですね…。一昨日なんかまだ蝉が鳴いていたので、一瞬錯覚しそうな感じでした。みなさんはお元気ですか?連休が続いて1週間が早いのなんのって、2週間で一般的にはたった8日間しか働いていませんけど?…。得した気分の方もそうでない方も、あと2ヶ月あまりで大晦日です(汗)。振り返る間もなくあっという間に過ぎて行くので、毎日悔いのないように気持ちを上げて頑張りましょう。

business_man.jpgさて、今回のお題は「人材」についてなんですが、先日お得意先の広告代理店さんと仕事の打ち合わせをしてたのですが、社内のハウスデザイン部として、ある程度ディレクションできる人材がいたら紹介して欲しいと申しておりました。もちろんデザイン、アートワークする上でそこまでこなせる感覚を持った人…。僕は思わずうなってしまったのだが、どうやら現状としてデザイナーという肩書きで仕事をしている人達の中には「オペレータ化」している状況があるらしく、言わなくても理解して行動ができたり、デザインする上でちゃんと考えれば判断ができる筈でも、営業から言われないとできなかったり、気がつかない人が多いのは事実らしいです。まぁ、こんな僕でも、以前兄貴と経営していたデザイン会社で、そういう「人の採用」の大変さを知り、長年見て来た経験から、自分で会社を作る上での決心は「絶対に人は使わない、採用しない」という気持ちが固かったのは事実ですが…。考え方によっては「1人でできる仕事のキャパシティには限界がある」という意見から、「会社組織としては大きくならない、成長しない」という意見もありました。実際に僕が独立した頃、とある社長さんからそんな風に言われた事もありましたが、僕としては会社を大きくする事は全く考えておらず「自分自身の能力を上げる事を目的としているので、いいんです」と即答。「もちろん一人での限界は承知の上。楽しみながら作るためには僕にはそっちの方が大切なんですよ」と…。それは自分自身のポリシーになっていると感じている。企業として人材を育成し、その人物が「できる社員」であれば当然のように会社として伸びて行くし、いいプロジェクトとして共に成長を目指せると思う。きっと社内の空気もいい状態だと言えるだろう。しかしながら募集して採用した人材は、皆がみんなそうとは限らない。デザインの仕事で言えば、結局後で直しを入れるか、僕が手を出す始末…。そんな社員達とのやり取りの中でも、ここ数年でのデザイン制作においては「スピード」も求められている。さらには、クライアントの欲しいものを的確にキャッチして、企画力とデザインセンスによって作り上げる必要がある。ひとり一人の考え方が同じように想い考えて行動しさえすえば、すべてはスムーズなのである。とは言え、代理店の営業さん曰く「企画する能力が低く、ほとんどオペレータ状態」で、結局、社内の営業マン達にシワ寄せが来るという状況、悪循環に陥る。ハングリーさに欠けるというのが現実らしい。また、いろんな方の会社でのお話を聞くと、全くそれと逆のパターンもある。これもよくある話だが、デザイナーはディレクションもできる職人系。そして担当の営業マンは知ったかで適当な営業くん。どちらにしても大事なのは「バランス」と言えるだろう。もちろん簡単な事ではない。

以前からよく耳にするのは「マックで作ったのがデザイン」とか「マックだから簡単ですよね」という声…。確かに簡単に作ろうと思えば幾らでもできるが、どんな違うイメージでと思ってみても出て来るものは全部同じようなものばかり…。まさに「マック手法のデザイン」でしかなく、せいぜいプラグインやフィルタを使った手法でしかない。足りないものは「企画のアイディア」とその人が持つデザインに対する想い、魂だと思うのです。そんな状況のデザイナーと言われる人達は確かに多くなったと思う。そして、今回のように広告代理店のハウスデザインを構築するためには「難題・課題」が多すぎる現実はまさに苦悩の日々。企業としては売り上げを伸ばしたい。伸ばすためには人材の確保が必然になってくる。しかし、求めている人材は当たりくじを引くように当たりの確立が非常に低い。結局誰かの紹介とかに頼るしかなくなってくる…。同じ仕事をしている人間として実に歯がゆい。どうして僕と同じ仕事、デザインで食べてるのに?って思ってしまう。以前、兄との経営をしていた会社でも、オペレータ化の現実は目の当たりにした事がある。社員に説明をしながら仕事の打ち合わせを済ませ、「それじゃ、考えて作って下さい」と指示をしたかと思えば、いきなりマックに向う新人くん…。おいおい(苦)である。デザインはまずマックで作り始めるんじゃなく、まず頭で考えてから幾つかの手書きのラフを作ってからだろと…。道具として使うんだよ、と言った事があります。作り始める行動で最終形が見えると言ってもいいだろうし、テクニックだけあってもモノづくりそのモノの概念が違っているといいデザインは生まれないと僕は思う。

企業が求める良い人材に巡り会えるのは、運とかタイミングとかはもちろんだけど、待つしかないとも言えるだろう。例えば、スピリチュアルな言い方でいえばソウルメイト。巡り合わせや縁と言う事も確かにあると思うし、同じような気持ちを持った人達は自然と集まってくるという見えない力はあるはずです。本気で仕事に取組んでいれば必ずそれを支えてくれる良き女房のようなパートナーとも出会える。大事なのは求め考える時、否定形ではなく断定形で考えるように勤める事だと思うのです。大切な人と知り合ったように必ず「素敵な社員」にも出会い、成長する企業となるのですから…。なんてな。

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「感謝」を語ってみる。

ちょっと間を空けてしまいましたね…。先週は2週連続の連休の影響でいろいろ忙しく、作業に追われてました。皆さんはいかがお過ごしですか?すっかり季節は秋とは言いたいけど、どうやら明日はまた1日暑いらしいです。とは言え、陽が落ちるのが早くなったなぁ、と思いつつ今日も屋上から街の景色を見ながらもの思いにふけるSei2であります。ここ数週間は暇モードだったけど、「大丈夫、忘れられた訳じゃない」と自分に言い聞かせ、ポジティブに仕事を待つとしよう…。

さて、普段から普通に使う言葉「感謝」。辞書で調べてみると「ありがたいと思うこと。ありがたさを感じて謝意を表すること。とある。また、「―の念にみたされる」、「好意に―する」、「―状」と三省堂の辞書には記載されています。まぁ、僕の場合は「ありがたさを感じで謝意しながらデザインする」な訳ですが、今回はそんな言葉について日々の仕事と共に語りたいと思います。

先日いつものお客さんから仕事の依頼がありました。向ヶ丘遊園にあるインドアテニススクールなんですが、日頃来て頂いてる方々や無料の体験レッスンに来て頂いた方へのDMハガキを作りました。(下記画像です)打ち合わせでいつも思うのは、「感謝」するという純粋な気持ちがちゃんとあって、言葉だけではなくスクールのコーチ達の優しさや真剣さをいつも感じて何だか元気を貰ってる感じです。もちろん、スポーツを通しての楽しさがそこにはあるので必然的に団結して行くんだと思いますが、そう言う事って意外とできてない企業って多サンクスカードいんじゃないかな?…。ユーザビリティがどうとか、ブランディングがどうとか、それも大切な事だけど、すべては「感謝」という純粋な気持ちがあれば、いい方向性が見えて来る。なんて思います。そしてその気持ちをデザインを通してカタチにする事が僕の仕事。今回制作したハガキには、そんな僕の想いも込めたように思う。ただカッコイイとかお洒落とかではなく、子どもから大人、シルバーエイジに至るまで素直に受け入れられるようなコンセプトと、みんなが楽しめるようなデザインが求められる今回のテニススクールの感謝状…。僕なりに自画自賛ではないけれど、1つのイメージで年齢層も関係なくしっかり伝えられるデザインが完成したと思います。また、同時に進めている作業では、10月2日からパシフィコ横浜で開催される「ラーメン産業展」のブースに出展の会社からの依頼で、ゲートのサインツールを作っています。その会社の企業理念もまた「感謝」という言葉をしっかり意識し、お客様があってこそという感謝の意を僕は感じています。有り難いことに僕がお付き合いさせて頂いているクライアントはそういう方々ばかり…。まさに僕も「感謝」の気持ちを忘れずにモノづくりとしてのデザインを作って行こうと思っています。需要と供給のバランスがあってはじめてデザインは作られていく。考えれば非常に単純な事だけど、どれだけの企業とその関係者が「感謝」で繋がっているのか?…。目を疑いたくなるような関係は、いつまでもなくならないと言うのは残念に思います。

そしてまた「感謝」はこちら側だけでは成立する事もなく、お互いのバランスがあってこそ…。人と人の繋がりにはとても重要なキーワードだと思っています。単に仕事上の付き合いとかではなく、全ての人達が共感しながら「みんなの感謝」を作って行くこと…。自己中な企業体質や押し付けがましい理念は、もういらない、そんな時代になったと僕は思う。難しいのは、感謝する気持ちをどうやって相手に伝えるのか?ということ…。口に出しては信憑性にかけるし、かといって接待のような事もいまや「感謝の意」ではない。僕の仕事の取組み方で言えば、「心で創る」の気持ち。その心はクライアントと直結していなかればならない訳で、そのクライアントもまたエンドユーザーに対しての感謝の意がなければ、総合的な感謝にはなる筈もなく、むなしい結果になるのです。最近では男女の間にもメールの普及で昔からすればだいぶ変わりつつあるという記事を目にしました。告白するのも、別れ話も全てメールでってのが何だか当たり前のようになって来ているらしい…。確かにお手軽な恋愛な感じで、今の若者にはそれでもいいのかもしれないけど、手紙と違ってどうも軽すぎて、それでいいの?って思ってしまう。メールも上手に使えばいいんだろうけど、そう言う事って本人に直接ってのが筋じゃないかと思うのですが…。別れる時ってやっぱり「感謝の意」はどこにもないのでしょうかねぇ…。自分で言うのも何なんですが、僕は今までの恋愛では「感謝」の気持ちは最後まであって、「いろいろとありがとうね」と言ってしまう。って性格なのかな(笑)

冒頭での「一の念にみたされる」の言葉のように、感謝する気持ちは、直接心に響いて来る大切な言葉。企業も人もこの言葉をもう一度噛み締めて、ありきたりなコミュニケーションではなく、思いやりを持って突き進んで行って欲しいものです。もうこの世の中、自己中、ワンマンな時代ではないのです。自分が地球?って方もまだまだいらっしゃるようですが、そんな地球はいつか崩壊するだろうし、自分の役割と、感謝する気持ちがあれば、きっと大丈夫。そう思える日が皆さんにも来ると信じています。それにしても「なでしこジャパン」が中国で示した「感謝」は、賛否両論あるようだけど、純粋に受け止められない人達の方に問題があるとしか思えません。ってな訳で、夜はそろそろ冷えてきましたので暖かくしておやすみ下さい。ごきげんよう。

*感謝のお試しで、ポチッと1回どうでしょう(笑)
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デザイン元年、其の二。

いきなり猛暑が続いて、ラニーニャ現象の凄さを感じている今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?北海道札幌でも31度超を記録する異常気象。せっかく衣替えを準備したのにTシャツを引っ張り出して着ていますが、なんだかなぁ、この陽気は…。さて、今回は前々回のちょっと続きです。やはりいろいろ調べてみると1960年頃から社会貢献としてのデザインは広く始まり、様々な催し物が行われた時代でもありました。そんな内容でちょこっと振り返ってみようと思いますが、僕は当時2~3才だったので、子どもの頃の記憶とネットで探した資料とで紐解いて行こうと思います。ほんとインターネットって便利だなぁ。

いわゆる「日本のデザイン」が注目され始めた60年代。当時代表的なところは「世界デザイン会議」をはじめ、東京オリンピックや大阪万博というイベント等、昭和の記憶の残るデザインが大きく関わったイベントだった。中でも多くのデザイナー達やその職業を目指している人達にとって最も強く影響を与えたのは「世界デザイン会議」だと言われてる。高度経済成長を背景に文字通りの「消費社会」が幕を開けた60年代では、グラフィック・デザインの経済効果を各企業が認識せざるを得ない時代だった。広告とその技術に、いかにファッション性の要素を加えるか…、とデザイナー達は意識改革と新しい発想、そしてデザインでの社会貢献を模索していたに違いない、そんな気がするのです。そんな中でも「世界デザイン会議」では、海外から多くのデザイナー達を招き、直接的に海外のデザイン発想を提示されながらも、日本のデザインでの意識を揺さぶりつつ「デザイナーは未来社会に何を残すのか?」というテーマのもと、6日間に渡って討議された会議だったとされている。もちろん、グラフィック・デザインに限らず、プロダクトやエディトリアル、インテリア等、様々な意見交換が繰り返され日本を刺激していたに違いない。また、1964年に開幕された「東京オリンピック」では、かのアートディレクター「亀倉雄策氏」のロゴデザイン1964_olimpic.jpg案によって決定した「TOKYO1964」。日の丸を彷彿させるグラフィックデザインのシンプルかつダイナミックさには今見てもそのクオリティは素晴らしいと思う。なんでもそのデザインポリシーには「ロゴマークの一貫した使用」や「五輪マークの5色を重点的に用いる」、そして「書体を全て統一する」という今で言うブランディングの一環でイメージの統一がされていた事がよく解る。遥か40年以上も前からデザインへの取組みは変わってはいない。そもそも変わる筈がないと思うのだが、アナログからDTPに変わり始めたあたりから、何か勘違いをしてしまうデザイナーやクライアントも増え、デザインはコンピュータで、だの、簡単に作れる、だの…。制作する過程も大きく変わり今日に至っている。前々回の「デザイン元年」と同じように、当時の資料を調べても高度経済成長の影にはデザインがあった。1つに大きくまとめて作られた「企画・デザイン」は、社会貢献の1つとして必要とされ、次世代、次世紀へと継承するプロジェクトとして始まっていたのである。さらに、70年代では「大阪万博」も約6ヶ月間開催され、今でもなお語り継がれている「岡本太郎氏」作の「太陽の塔」のシンボルや、賑やかで個性的なパビロオン建築も記憶に残る当時の芸術作品である。「シンボライズ」と「サイン計画」というデザインを重要視しながらも、その背景には企業協賛がなければなし得る事はできなかったと言えよう。しかしながら、海外のデザイナー達にとっては「負けず嫌い」な日本のデザイナー集団に写っていたかもしれないが、明らかに当時は「世界デザイン会議」のよって刺激を受け、物事の考え方や新しい思想と概念が湧き出ていた時代と言えるだろう。つまり、今の若きデザイナー達には知らない事だらけだとは思うけど、「デザインの基礎」は、そう昔とは違ってはいないと言う事…。僕はそんな風に思い、子どもの頃の記憶を大切にしたいと思う。

古き良き時代の歴史は継承され、もちろんデザイン以外の仕事でもそうだけど、何かを始める時や作る時には「古くさい」という観点は捨てて、昔の素晴らしい感覚を盗み、何はともあれ基礎を学ぶ事が大切…。新しさやスピードばかり追いかけずに、マイペースでいいんです。仕事が上手であれば自然とスピードも上がるし、新しいものは追いかけるんじゃなく、自分で作れば幾らでも新しいモノに出会えるはず…。そんな発想で皆さんにも頑張って頂きたいと思う今日この頃です。ってかポジティブになれさえすれば、悩んで苦しんだ産みの苦しみもきっと楽しさに変える事ができる…。とにかく余裕を自分で作る事。そして、デザインの仕事だけじゃなく、前向きな考え方はきっといろんな職業でも課題の解決へと繋がって行くと、僕は信じています。それと、少しだけ昔を思い出して心の余裕こそ、次へのステップには重要なんだよね、と…。

ってな訳で、今回は「デザイン元年、其の二」でしたが、東京オリンピックや太陽の塔、あとは忘れてはいけない東京タワーも、僕がデザインを続けるためには、何かとても大切なお守りのような気がしています。モノづくりの楽しさを追求して行くためのエネルギーになっているような…、そんな感じです。日本のデザインは、まだまだこれから…。誰もが、世界中が認めるデザインや楽しさを1つ1つ丁寧に作って行きましょう。なんて、デザインに興味がある人、同じ仕事をされている人達、そして、僕のかけがえのない制作スタッフ達に伝えて行きたいと思います。決して自信過剰にならず「臆病者」でいいんですから。それでは、また次回エントリーでお逢いしましょう。今日も暑い熱い言いながら中目黒にいます。

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MINIの広告戦略

急に秋らしくなりましたね…。できれば衣替えと同じように気分を変えたいSei2です。先週はいつになくエントリーが多かったのですがさて、今週は?…。忙しいながらもブログのエントリーが僕にとってはいいビタミンになっています。毎回文章は多めですがどうかお付き合い下さい。それにしても以前よりは暇な感じの僕の会社ですが、全体的にはどうなんでしょう…?デザイン業界は暇なのかなぁ…。やや焦り気味ですが。

今回のエントリーはミニはミニでも車のMINIのお話。前回とはまたひと味違う車の話題ですが、僕が大好きな車の1台って事でヨロシクです。そんなMINIでは最近、予想を遥かに上回る広告戦略で何か凄いエネルギーを発しているかのように感じています。先頃12日、ドイツのフランクフルトでヨーロッパでも人気の高い「MINI」の風変わりな展示が行われた。ネットのニュースで見かけましたが、赤・青・黒・白4台のMINIをボンネットから先を砂に突き刺すという形でディスプレーされた斬新な設定。(写真右)そのイメージ作りの背景には、フランクフルト国際モーターショーでの環境保全技術や低燃費などが主要テーマとされているところからで、環境や節約からそんな発想が生まれ、展示方法として実現したと言えるのでしょう。MINIは欧米の外車と言われる中でも古くから“スモールカー”を作り続け、小さい車の代名詞となっている。テレビCMでは地下の下水道を走ったり、紙媒体にしても多くのブランドとのコラボ広告もウマいの一言に尽きる。何といってもその遊び心は、毎回楽しませてくれると思うのは僕だけではない筈…。また、ウェブサイト上で見ても、特に海外のサイトは非常に面白く楽しい作りになっています。壁紙からMovie、MP3、ブログパーツ等のダウンロードもできるし、全国にファンが多いというユーザビリティの面でもツボを心得ていると思う。海外のサイトは、→ MINI.com で、トップページから各国の国旗をクリックすると見れるようになってます。それだけではない。ウェブサイトもよくできているが、オリジナルの冊子等も発行している。その内容もMINIのイメージを大切に守り続けMINI Internationalとして発行され、インテリアデザイナーをはじめ、あらゆる業界のトップ等のコラムによって編集されている。また、その冊子にはCD-ROMもベタ付けの付録になっている。その内容も壁紙やオリジナルのミュージック、イベントのムーヴィー等も収録されている。かなりの予算を投じているのは誰が見ても解るぐらいである。誰もが目指す企業としての広告戦略とブランド力によって独自のブランディングを確立させ、ハイセンスでハイスタイルなイメージは間違いなく成功していると言える。

何が正しくてどれが間違い…、ということはない。いかにその発想を広告として作って行くか、どうすればイメージは伝わるのか?という単純明解かつツボにハマるプランニングこそ、コアなファンから新規ユーザーに至るまで確実に引きつける事が広告においての成功、秘訣だと僕は思う。一番はやはり広告そのモノの大切さやイメージを重要視する企業の価値観がなければ、いくらいいプランがあっても実現する事は難しいのです。とにかく1度MINIのサイト(できれば海外)をご覧頂ければと思いますが、はっきりしたユーザーのターゲットと遊び好きな若者達に発信している事がよく理解できると思うのです。ファンを裏切らない広告戦略…。なかなか貫き通す事ができない企業も多い中で、車だけではなく、広告の力強さは素晴らしいと、また好きになってしまった気がする。とは言え、MINIの中でも僕は昔のタイプの方が好きなんですけどね…。特に1960年代のモーリスとかとか…(写真手前)

という訳で、今回は「車の広告」という内容でしたが、明らかに国産各社にはない発想なんじゃないかと思っています。流行を追うのではなく「流行を作る」という発想は、いつの時代にも輝きとインパクトを感じるものだと僕は思う。ガンバレMINI!そんな小さい車にも頭の良さを感じる今日この頃であります。相変わらずラニーニャ現象のお陰で残暑が続いているようですが、まだまだ熱中症情報もあるようなので、くれぐれもご自愛のほどを…。それでは、今週も元気でお過ごし下さいませ。

追伸:BGMも軽快なリズムに変更しました。皆様のほっと一息に丁度いいかと…。

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1960 デザイン元年

なんだ、この気候は!?って感じの不安定さ…。昨日は突然の大雨で濡れちゃった人も多いと思いますが、急に気温も下がって来たのでくれぐれも風邪等ひかないように万全にしてお過ごし下さい。それにしても僕がこのブログを始めてから初めて「誹謗中傷」するようなコメントがありました。そんな事をして一体何になるの?単なる自己満足じゃん…なんて思いながら速攻削除させていただきました。コメントスパムやトラックバックスパムの被害は耐えないようですが、管理画面とアクセス解析で追跡もできちゃうのは知らないんでしょうかね…。FC2にも通報できるしねぇ…。

さて、今回のお題はそんな無意味なスパムとは全く関係のない「60年代」の古き良き時代、プロダクトデザインを中心に「デザイン元年」だったというお話。エキサイトで紹介されていたのでその辺を少し探ってみようと思います。1960年代の日本ではシンプルかつ高品質で流行に左右されないベーシックな工業製品が数多く生まれた時代と言われています。当時のプロダクトデザインに魅せられたデザイナーは数多くいると思いますが、特にエキサイトで紹介されていた「ナガオカ・ケンメイ氏」もその1人。彼のプロデュースで2002年にスタートした「60VISION(ロクマルビジョン)」というプロジェクトは、60年代当時の今も変わらぬ輝きを持つ素晴らしい傑作デザインを発掘しながら、未来に伝える定番商品を作り出している異業種合同のプロジェクトです。去る9月4日から9日まで東京・新丸ビルの「丸の内ハウス」で開催されたイベントでは、新作家具や雑貨と既に発売されている人気商品の展示の他、60VISIONとしての家具の魅力をお茶や食事を楽しみながら体感できると言うラウンジも開設され、短期間ながら多数の来場者で賑わったようです。行かれた方は、日本の60年代デザインの素晴らしさを改めて再認識したに違いない。残念ながら僕は知ったのが遅かったので行く事はできなかったが、ふと昔を思い出すと確かに60年代(当時僕はまだ赤ん坊)の家具や車、食器等に至るまで、独特のデザインセンスがあったように記憶している。現に我が家と実家にも未だにその頃の食器が残っているので懐かしさもさる事ながら、今見ても新鮮でセンスの良さを感じさせるものが多い。

興味深いのは今回の「60VISION」は当初、ナガオカ氏が5つの企業を訪ねることからスタートしたとされ、このプロジェクトの参加企業は、現時点で11社。今後さらに増える予定とされている。それだけ関心度も高く、当時のデザインをヒントに現代に合わせた新しい60年代スタイルが誕生するに違いないと僕は思う。このプロジェクトを立ち上げたナガオカ氏は言う。『1960年代は日本のデザイン元年。デザイナー60年代の車たちが、まだマーケティングに基づいたモノ作りではなく、“世界に通用するスタンダードを作りたい”というピュアな情熱で仕事をしていました。そこから生まれた製品には、どんなに時代が経っても変わらない普遍的な魅力があります。製造から流通まで、そんな商品とずっと生活できる世界を実現したい』と…。昭和30年代生まれの僕と同じ年代の人達をはじめ、現代の若者から消費者、そして企業にとってもこのプロジェクトの想いに共感する人が確実に広がって行くんだと僕は思うのだが…。また、当時のプロダクトの中でも「自動車」のデザインも懐かしく素晴らしいものがあった。スバル360やダイハツ・ミゼット、ダットサン・サニーやトヨペットコロナといったそのベーシックかつシンプルなデザインは、現代の皆同じような車よりも遥かに魅力的で洗練されたスタイルだと思う。50年代~60年代は一番プロダクトデザインが栄えた時代。当時はプロダクトという言葉が使われたかどうかは不明だけど、センスと流行が輝いていた時代なのは間違いないようだ。ちなみに「60VISION(ロクマルビジョン)」のサイトもあるので覗いて見て下さい。何やら懐かしいデザインの商品が揃っていますよ。

当時からすれば既に40年以上も前のデザインとは言え、そのデザインがとても新鮮で美しいと今も思うのはそのスタイルの良さとハイセンスがなせる技。海外からのプロダクトデザインの影響を受けつつ栄えて行った日本の60年代は、それこそ「デザインの力」を感じるし溢れていた。今で言う機能的ではないけれどモノ造りへのこだわりがしっかりあるんだと確信する事ができる。今の時代にあるような横一列の“同じような”デザインではなく、オリジナル性に富んだその感性をもう一度思い出しながら自分自身、今後のデザインへの糧にできればと思う今日この頃です。いいモノはいつまで経っても変わらずに輝いているものです。そんな広告のデザインを目指すSei2であります。それでは、皆様ごきげんよう。

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運命と宿命の使い方?

先日見た「オーラの泉」で、美輪明宏さんが言っていた言葉「宿命は青写真」というのが僕の中でずっと気になっている今日この頃。みなさんいかがお過ごしですか?相変わらず不安定な天候に地球の狂いを感じています。ってな訳で、今回のお題は「運命と宿命」について僕なりの解釈でお話しようと思います。今回は特にデザインには関係ないような気もするでしょうが、僕には全て繋がっているってことでご覧下さい。

運命とは読んで字のごとし「運ぶ命」…現在進行形です。そして宿命は「宿る命」として根付くような強く断定的なもの。とかく人はこの2つの命に左右されてしまいます。しかしながら左右させられる割にはこの言葉の意味を勘違いしていたり、間違って使ってしまうようです。日々進んでいる個人の思想や理念には断定できるはずもなく、可能性を信じて進むための「勇気」みたいなものこそ「運命」のようなものと僕は思うし、そう感じます。それは例えば、仕事にも当てはめてみると「より真剣に」取組めるような気がして来る。「生かすも殺すもあなた次第」なんて言葉があるように、どうやら運命をしっかり決めないと後にも先にも進めないのだと思う。何かのプロジェクトで期待され、任された仕事の場合、その何人かと共に成功へと向うのが「運命」。そして、プロジェクトのプレゼンが通り、成功を成し遂げた時が「宿命」という具合に、多少の無理はあるものの、そんな風に考えてみると解り易いし、部下にも上司にも説得力がパワーアップして1つのビジネスは成功するはずです。デザインで言えば運命は企画、宿命は費用対効果…、という具合に、この2つの命はいろんな事にも置き換える事ができると思うのです。美輪さんのお話の「青写真」は、いわゆる書き換える事ができて、どうにでも変える事ができるという事。家の図面で考えるとその意味は解って来ますよね…。間取りだって完成するまでにはどんどん変わって行くし、そこがキッチンだった青写真(図面)でも最終的にはリビングか子ども部屋になる場合だってある。人々が関わって行くいろんな仕事や友達や恋人でも運命と捉え、自分で変えて行けるのです。そんな風に考えると仕事や対人関係のストレスも「なんて事ない」なんて思える。できれば皆がそうあって欲しいものである。最近のニュースでも病気を持って生まれた孫を世間に出して行くのは辛いという理由から殺害した事件があった。そのおばあちゃんは「孫の病気を苦に殺害した」と本人は運命だと思ったのかもしれないが、自分の運命と宿命を忘れてしまい良かれと思った事でも自分に置き換えてみると、実は運命は殺害で、宿命は犯罪者…。そんな事をする前にその事に気づいていれば、殺すなんてことは無かったのでは?と思ってしまう。一瞬の勘違いは、一瞬で人生をも変えてしまう。このように「運命と宿命」を上手に使ってみると、それは自信になったり、感謝する気持ちと思いやり、そして、想像力が湧いて来て、きっといい結果が出せると僕は思う。自然と人を愛せるようにもなるし、自然と人から好かれるような人間になっていくはずなのです。国会に置き換えても安倍さんはちゃんと想像してイメージしているのだろうか?と思うのだが…。安倍さんの運命は総理大臣。そして、宿命は信頼を失う事…、になっていないだろうか…。例えば、運命を構造改革と美しい国にする事、宿命が総理大臣。と本人が想像できたらどうだろうか…。そんなちょっとした考え方を置き換える事で、もしかしたら違っていたのかもしれない。多数の飲酒運転の事故でも同じように考える事ができる。運命は飲酒運転はしないこと、宿命はまた楽しいお酒が飲める。ならいいのだが、運命は飲酒運転でも帰る人、宿命は事故犯罪者。いずれにしても「想像力」を使って正しい「運命と宿命」で乗り切れば、そんな人生ではなかったと言えるだろう…。

何だか難しくなってしまいましたが、要するにこの2つの命は、いろんな使い方ができるし、その単語を使う事で解り易くなって自分も理解する事ができる。そして、人に対しても自分の意見を解り易く伝えて行く事ができる、ということだ。人の出会いだけに使うのではなく、着眼点を少しだけ変えてみる事が、実は成功する糧。なんて僕は思う。ただ闇雲に人から好かれたいと思っても、その計画は浅すぎてバレてしまうし、良かれと思っても自己中ではお話にならない。他人が多い世の中で生きて行くのは大変だけど、「わびさび」のように「運命と宿命」を上手に使っていく事ができれば、犯罪もマナー違反も、事故もミスもなくなるような気がしてくる…。せっかく考えて意見を述べる事ができる人間なのだからってね。あっ、そうそう、相田みつをの「人間だもの」って言葉を思い出したSei2でありました。それでは、また。おしまい…

↓運命は変えて行くもの、宿命はポチっと1回…、なんてな♪
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イメージ写真の力。

関東地方に台風が向っています。僕の事務所は屋上なのでモロに風を受けてお洒落にしようと取り付けたアメリカ製のプレート(ナンバープレートのような)は、案の定取り付けたワイヤーを引きちぎってます。まぁこんな日は屋上とかベランダのものはできるだけ部屋の中にしまう方がいいようです。みなさんの家は大丈夫ですか?くれぐれも無理して外出は控えてゆっくりテレビでも見ていましょう。なんて言ってる自分はまだ中目黒の会社なんですけどね…(笑)ちなみに下の写真はイメージです。

さて、このブログのイメージ写真もいろいろ探しては見たものの、なかなかイメージに合う(特にフリー素材)はなく、いささか苦労していますが、なんとかBGMに合わせて部屋の中の空間を考えてみました。写真1つで全然イメージは変わってしまうもの…。そんな事を考えながら今回は「写真」についてあれやこれやお話しようと思います。お付き合いください。今やブログだけではなくウェブサイトの多くは「写真」を使って個々のイメージを伝えるという目的が多いと思います。アパレル業界はもちろん、各企業は自社のイメージや商品を使ってイメージ作りをしています。ことデザイン会社とかになるとそのイメージは膨大で、何か1つのキーワードがなければ使える写真もなかなか見つかりません。デザイン会社のイメージって一体なんだろう?なんて考えていたらすっかりドツボにハマって、僕の場合ここ1週間は悩んでいました。例えば、季節のDMとか年賀状のようなモノでも僕の場合、その年のテーマを決めてイメージに合うものを永遠に探す。無きゃ無いで合成写真にしてでも作ってしまう。写真1つでいかに仕事への思想や理念を伝えるのか?ってのが重要になってくる訳ですが、デザイン+写真の関係はそんなイメージを伝えるためには必須になってきます。企業のイメージというのは前提で、どの写真を選ぶかで受け手側にどのような印象を与える事ができるか?がポイントなのです。デザインと広告では写真の力によってその伝わり方が明確になり、何を言いたいのか?をハッキリさせる役割もある。そんな事を考えながらネットサーフィンをしてるとエキサイトで紹介されている興味深いサイトを発見しました。そのサイトは「オシウリ」というサイトで、今まで“待ち”の仕事が多かったデザインを、あえて勝手に投稿し、プレゼンできてしまうという画期的なサイトです。もちろん投稿した企画にはそれなりに審査があるんだけど、自分のアイディアを売れる場としてはデザイナー達の心をくすぐるに違いない。そして、1つ1つその企画モノにはちゃんと価格提示もされている。また、逆オファーの形(オープン・ブリーフ)で企業も1つの写真とテーマを掲示し、その企画の投稿を乞うという“当たれば大きい”プレゼンの参加ができるのです。現在はスポーツブランド「アディダス」が、クリエーターからの企画を待っている。とまぁサイトを全体的に見てもその多くの投稿された企画には「写真」を使用し、いかに解り易く見せてイメージに繋げるか?という方向性も見えて来る。もちろん、キャッチコピーも大事である。画像の多くはフラッシュムービーや1枚1枚進んで行くプレゼンボードのような形で紹介され、写真そのモノの役割と重要性を感じる事ができる。こうして考えると写真とデザイン、または写真と企画は人々に伝えるための重要なキーワードになっているのがよく解る。1つの企画に1つのイメージ写真…。いかにも簡単そうで難しいのがデザインな訳で、最終的には人間の頭脳が判断する、いわば心理学のような考え方も必要なのだ!という感じ。とにかくおもしろいので是非このサイトを見て欲しい。少なくても僕には新しい発見があったかなと…。しかし、デザイン会社のイメージって一体なんだろう?。ズバリの答えはまだ出ない…、うぅ難しいなぁ。何でもアリっちゃアリだけど、デザインそのモノのイメージって…(悩)

せっかくネットを探索してるんだから、やっぱり何か新しい発見があった方が楽しい。いろんな人達のブログもまた時には刺激になったり、意外なうんちくに触れられたり…。本当にいい時代になったんだな~とつくづく思うのです。それこそ台風情報や本日夜中にアメリカで発表になったipod touchも、すぐにネットで見る事ができる。そしてそこにも「写真」でできるだけ解り易くする大きな役割を果たしている。それにしてもアップルのipod touch…。まさにiphoneの電話機能をはずした形。さらには、他の商品も同時にバージョンアップされて外観もモデルチェンジになった訳ですが、残念ながらどれもMacOSX Ver.10.4.10以降となっているのがシャクに障る。それでもWinユーザーには問題なさそうだから、また新たな旋風が吹き荒れそうですね…。ここ数日はアップルストアは大賑わいなのは間違いない。ってか、古くからマックを使っているヘビーユーザーはないがしろかいっての!(笑)いいかげん呆れるよ…。

と言う訳で、今回の「写真」のお話はいかがでしたか?そんなの当たり前じゃん、と思う方でもそうでない方でも(めざにゅ~みたいだ)何かヒントになれば幸いです。今日は台風で大荒れな日ですが、つねに僕は台風の目になってデザインの仕事を頑張る所存であります。ちょっとイメチェンした「デザインの力」をこれからもヨロシクお願いします。いつも新しい感性を求めて皆さんも頑張ってください。それでは、また。

↓写真て大事だなぁ~って、カシャと1回お願いします。
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アルミとデザインの今。

ほとんど週一のペースのこのブログも、平成17年6月にはじめてからいつの間にか丸2年が過ぎました。いろんな方に支えられながら自分の思う事や仕事に対する気持ちを表して来た訳ですが、やっぱり続ける事がとても大事な事。読んだ方々にとって何かヒントになったり、新しい発想や考え方を発見できたり…、デザインというちょっと解りにくいものでも、実は気づかないうちに生活の中に入り込んで、さらには、ようやくビジネスとデザインとの結びつきや大切さを感じる方々が増えて来たってのは、僕自身とてもうれしい時代の流れになったと感じています。これからも不定期ではありますが「継続は力なり」ってことでヨロシクお願いします。

new_imac.jpgさて、今回のお題は、最近巷では何かとお目にかかる事が多くなった「アルミの素材感」を活かした商品について、特にパソコン業界でも異色の「アップル」から発売になった“imac”について検証してみようと思います。そもそもアルミと言えばすぐイメージできるのは、建築やインテリア業界においてここ数年、注目されている素材でもある。例えば、アルミの住宅からアルミの家具、アルミの照明…等々、そのシャープでスタイリッシュなプロダクトデザインを生み出して来たと言える。さらにアルミそのモノは軽くて丈夫であり、加工性もし易く、いわばプロダクトの世界では優等生のような素材である。表面も鉄やステンレスに比べ、軽やかに光って品がある上、素材の値段は決して安くはないものの、高級感を醸し出すにはとても良い素材だと言える。また、リサイクルされる素材としても、今後、環境問題にも貢献する材料と言えるでしょう。今回僕が注目したのは今年の夏にモデルチェンジをして登場した「Apple imac」。充実のスペックとコストパフォーマンスの高さはさることながら、その本体のデザインの洗練されたフォルム。部品を極限まで小さく削ぎ落とす事で、モニターの裏に本体機能がすっきりと収まっているところ。無垢のアルミのフレームにきっちりと収まった前面のガラス。アルミの質感と「酸化皮膜処理」という処理が施された外装は、コーティングの膜が光を屈折させながら目に見える色を出す、まるでシャボン玉が虹色に光るような原理を応用させている。それによってアルミそのものの直接的な色ではなく、どこか洗練された雰囲気の控えめな発色が、このコンピュータの大きな魅力になっている。さらに今までのマック本体のようなカバーを外すような煩わしさもなく、ねじ止めを必要とするのはメモリスロット部分の1ヶ所のみ。恐ろしいほどの精密さでアルミ、ガラスとポリカーボネート樹脂が組み合わさっているようだ。そしてさらに魅力的なのは価格にある。20インチモデルで159,800円、ハードディスクは充分と言える2ギガを搭載している。僕が一番最初に出会ったマックは、まだ日本にアップル社がない頃で、当時の最新機種であった「Ⅱci」というモデルで、価格は1台で80万~90万という今では考えられないような高額なモノだったのをよく覚えている。モニターとプリンターの導入時は約300万円も掛かったのを考えると、コストパフォーマンスの向上は素晴らしい。というか、悔しいですけどね(笑)

imacと言えば、1998年に発売された初代のボンダイブルーやブルーベリー、ライムなど透明感あるカラフルなボディとデザインは全世界に衝撃を与えたのも記憶に新しい。ストーンズの楽曲と花びらのように配置されたフカンから見た本体がくるくる回るテレビCMも記憶に残っていることだろう。また、当時は雑貨等の分野にもいわゆる「ビタミンカラー」というクリアでキャンディのようなスケルトンな関連商品がたくさん街に溢れた。当時のデザインキーワードとして、透明・樹脂・カラフルだったのをよく覚えている。それから約9年もの時が流れ2007年のiMacのデザインは、クールでシンプルな外観を装い、パソコンやインターネットの普及率が50%を越えたと言われる現代だからこそ「どこにでも当たり前にあるもの」として標準品としてのデザインと言えるように思う。どことなくアメリカンなパソコンのデザインも、いつしか学習を重ね、住宅事情の流行に合わせながらこんなにも姿形を変えている。そしてipodにそのデザインのヒントはあるのだと僕は思う。そしてそれこそアップルが考える「ブランディング」であり、企業が考えるデザイン思想力であると確信できる。大人しいフォルムでありながら凛とした存在感は、今の時代の先端となるパソコン業界に影響を与えるに違いない、と僕は思うのです。

最近、テレビのCMで好きな言葉がある。シャープの太陽光発電のコマーシャルで、吉永小百合さんのナレーション「何かを変えようと呼びかける人は、まず、自らを変えていく」という言葉。まさにそんな考え方はシャープにも、そしてアップルにもあると思うのです。そして、企業の力はデザインと密接になりつつあります。ひとり一人が「まず、自らを変える」って事は、自分力をデザインすると言う事なのだと、思う今日この頃です。すっかり秋らしくなって来ましたね…。思わず朝は寝過ごしそうな季節ではありますが、くれぐれも遅刻をしないように元気でお仕事頑張ってください。それでは、またお逢いしましょう。

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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