2017-05

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色の効果を想像する。

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いかがお過ごしですか?新年2発目のエントリーは、デザインには切っても切り離せない「色」についてです。ふと思うと人は「色」をどうやって学習し、自分のモノにして行くのだろう。例えば洋服の色の組合せとか自分の部屋のインテリアとか・・・。一般的には雑誌を読みあさったり、タレントやモデルの着こなしを真似てみたり。インテリアでは、そのショップのディスプレイやカタログといったところだろう。デザインの仕事をしている多くの人達は専門学校で学ぶという課程の他に、専門書を見たり映画やテレビCM等で色の組合せの基礎なるものを学習する。また、それ意外でいえば、街中にたくさん溢れている街頭広告やポスターやら中刷り等を見て感覚的に身に付けるといったところだろうか・・・。

とはいえ、街中に溢れる広告や(特に中吊り広告)ディスプレイはどれも色の使い方は似ているようにも思う。かの天才、田中一光大先生の記事をデザイン関連の専門書で読んだ事があるけど、「電車で通勤しているのなら、ただぼんやりと乗っているだけではだめだ。常にアンテナを張って、今日はどの中吊り広告が良かったか?とか、そういうところにも目を配ることが必要だ」と。数年前のアナログ主流のデザインのアイディアは、机の上だけでは生まれてこないという時代があった。そしてデザイナー達はネタ探しに街に繰り出し、いろんな光景を見ながら自分なりのアイディアに変えていったものです・・・。しかし、ここ何年かでデジタル化が主流となり、机の上の端末を目の前にして意とも簡単に情報収集ができるようになった。そんな現状から生まれてくるデザインには、ひと昔に比べてみな同じような発想で「ありがち」だったり。全部が全部そうではないけれど「独創性」も感じられないといったモノが増えたような気がします・・・。作り手の多くはソフトに用意された色パレットを使い、いろんな組合せをあれやこれや試してみるうちに、あっ出来ちゃった!みたいな。何か同じようになってしまう「トラウマ」のような感じさえしてきます。はて、これでいいのかどうなのか、何か足りないものが・・・。僕としてはいささか?マークが出てくるのです。

今や街中に溢れているデザインの制作課程には、皆同じソフトを使って同じ色パレットを使っているものも少なくない。デザイナーとしてのこだわりや発想はどうやら「ソフト化された発想」になってしまった気がしてならないのです。結果、どんな商品でもタレントやモデルの写真をはめ込んでも、何でもその中にあてはまってしまうというバリエーション的なデザインが存在したり・・・。さらには、ただ単にソフトのプラグインやエフェクトの効果だったりする場合もある訳で・・・。そう、足りないものは、デザイナーにとっても人々にとっても失われて来たとも言えるのは「想像力」だと思う。そして、イメージの引き出しの数が少なくなって来ているという現実が見え隠れしているのかなと。

デザインの制作過程では書体選びはもちろんのこと、「色選び」は作り手のセンス、そして経験が物をいう。ただ悲しいかな「色指定」での「カラーチャート」なる専門的な見本帳もあまり見なくなり、モニター越しに色を足して行く作業。便利な反面、デザインを作っていく間の「想像力」が失われ、直感やその場のノリみたいな感じで発想の広がりを抑制しているのではないだろうか・・・。まぁ、こんな事言っている自分もそういう時があって少し自己嫌悪になる時もあるんですけどね(汗)。

その他の問題で言えば、色の確認をするためのプリンター。大きく分けてインクジェットとレーザープリンタとがあるけど、同じ色で比べてみても全く色の発色が違う。インクジェットでプリントされていたりするとクライアントは「その色」で印刷が上がるといった錯覚に陥る場合も多く色校正ならまだしも印刷が上がってからクレームになる場合も多々あるはずです。しかし、現状としてレーザープリンタはコストも掛かる。逆に、インクジェットは6色とかあったりして、通常の4色印刷では表現しにくい。さらに、モニター表示もメーカーによって全然違う。一体どの印刷基準で色を指定すればいいのか?大いに悩むところですよね。せめて視覚的な部分だけでも全世界統一にして欲しいと思うのは僕だけでしょうか?・・・。

ってことで、今回の「色」のテーマでは、人間達の「想像力」への悪影響が考えられる現状についてお話しましたが、いかがでしたか?色はイメージを作るために重要なポイント。季節を感じたり、美味しさが伝わったり・・・。モニター越しではなく頭と心で色を感じてデザインを作り続けよう。そして、やっぱり「カラーチャート」をちゃんと見よう・・・。なんてそんな風に思う年頭の抱負でした。

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テーマ:思うこと - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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