2017-05

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デザインの海外進出

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さて、今回のお題は「デザインの海外進出」ということで、そのアイテムとしてここ数年で急成長の「携帯電話」についてです。デザイン性の豊かさには、デザイナーが関わった事で実現できた海外進出という事かもしれないけど、auの4機種がどうやら「ニューヨーク近代美術館・MoMA」に展示されるらしいです。この数年で携帯電話市場における「デザイン」に注目が集まってきたのも「デザイナー」の存在がかなり大きいと思う。それまでは各社電話メーカー内部でいわゆる「エディトリアル」のデザイン部署によって作られてきた。そして「デザインの行き詰まり」のような状態から脱出するために「外注」という形をとったメーカーが、ようやく気づいた…といったところだろう。

よくある「客観的」に見る事ができなくなるというジレンマに気づき、そして行動するというのは企業全体で考えると簡単なようで意外と難しい。またその逆もある。例えば、業種は違うけど僕が関わったデザインの仕事の中に「レコード会社」から発注の話で言えばまさにそれで、バブル崩壊後、各メーカーの内部に「デザイン室」やら「クリエイティブルーム」が存在しはじめ、ジャケットデザインに関わるコスト削減の一環で「内部処理」というのが現状になった。これは携帯電話のまさに真逆のパターン…。そう考えると守りに入ったレコード業界より携帯電話業界の今後に期待をしてしまう感が僕にはあるのです。そして「氷河期」と言われるレコード業界の今後は、昔のように戻れるのかという部分がキーワードなのかも知れません。CDが売れなくなった今だからこそ横並びではなく「新しい発想」が重要なのかなと思います。もちろん期待もないと言ったら嘘ですが…。

それはさておき、携帯電話のデザインにはまだ「規制された」部分がたくさんあり、携帯するという概念がそこにはある訳で、形状や機能性を重視しなければ売れないと思い込んでいる部分も感じられると言ったらやや同感の方もいるでしょう。また、先日発表された「iphone」に各メーカーは「目からウロコ」ではなかったか?と僕は思う。何が違うかって考えると、携帯市場の流れの中で横並びになってしまっていた。という固定観念がジャマをしていたと僕は思う。「iphone」は、形状はさほど変わらないものの、「新しい発想」がちゃんとそこにある気がします。決して横並びの機能やデザインではなく、全てを否定するぐらいの発想や着眼点と何やら芸術性も感じられます。そして楽しい「遊び心」を大切にしたコンセプト。僕は「iphone」を見た瞬間、「モノづくり」とはこういうこと、って感じたのです。確かに日本の携帯電話もデザインが良くなったし、機能的な面では世界が注目するぐらいではあるけど、どうなのよ…って思ってしまう。もっと斬新で機能より新しいパッケージに目を向けてもいいような気がします。確かに今回、ニューヨーク近代美術館に展示される4機種は国内でも話題になった商品で有名なデザイナーが創り出したもの。その素晴らしさには共感もできるし評価も高いと思う。でも、各メーカーはそれでヨシッとせず、もっと「楽しさ」を追求して欲しいなあ、なんて思います。「楽しいさの中にウィットの効いた」とでもいいましょうか?殻を破って欲しいものです。ちなみにアップルの海外サイトでは既にコンテンツも用意されています。→ Apple.com/iphone

ちょっとした情報では、ニューヨーク近代美術館は(Museum of Modern Art, New York)、アメリカ合衆国ニューヨーク市にある、近現代美術専門の美術館で、マンハッタンのミッドタウン53丁目に位置し、1920年代から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂とされています。英文館名の頭文字をとって「MOMA」、またはMoMAと呼ばれて親しまれるニューヨーク近代美術館は、20世紀以降の現代美術の発展と普及に多大な貢献をしてきたらしい。主な収蔵品では、ゴッホの「星月夜」、ピカソ「アヴィニョンの娘たち」他、ダリ、ゴッホ、アンリ・ルソー、モンドリアンなど、それこそ著名なアーティストばかり展示されています。そんな中に日本製の「携帯電話」の展示とは…。一体どんな風に飾られているのか無性に見に行きたくなりますよね。

とは言え、アートだけではなく、ようやく日常の中の「デザイン」という部分が海外進出できるまでのレベルに辿り着いたと言えるでしょう。あとはアップルのような遊び心とウィットを効かせた発想があれば…、である。がんばれ日本!アップルを超えるのだ!なんてな。

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テーマ:思うこと - ジャンル:学問・文化・芸術

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A U T H O R

sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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