2017-09

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ロックと芸術の共犯。

うぅ風邪が治らない…。咳も出ると言いつつも煙草を吸ってしまう今日この頃。何となく不安定な天気ばかりで春はちゃんとやって来るのか?このまま梅雨になって夏が来やしないか心配になっているSei2です。みなさん、お元気ですか?

さて、今回のお題目は「音楽とアート」という感じでお話してみます。僕が好きなアーティストの1人でもあるアンディ・ウォーホル。彼が手掛けたCDジャケットのポップアート作品がある。いくつかある中で僕が好きなのは「黄色いバナナ」が描かれたヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ(1967年)のジャケット作品。このCDは、プロデュースまでもウォーホル氏自らの手によって作られた名盤中の名盤とされています。特に1曲目の「サンデイ・モーニング」は、聴いているだけでどこか懐かしく、自分が子どもの頃、傷ついた時の切ない気持ちが蘇ってくる。その感じがたまらない。この曲がロックか?という位、スローな曲と彼らの声。独特の音質と世界観。そしてウォーホルのアート。

banana1967.jpgこのアルバムにある彼らの楽曲のほとんどは「ドラッグ」や「幻覚」、そして「現実逃避」という危険な香り漂う世界、そしてエロス。確かに「ヘロイン」なんて曲もある。ブックレットの日本語対訳の歌詞の世界からもはっきりとそれは解る。そんな彼らの音楽性とウォーホルの単なる黄色いバナナの絵は見事に調和し、1つのジャケットとして完成度も高い。気になっていろいろ調べてみると、60年代当時、ウォーホルのアトリエ兼サロンだったファクトリーに毎日のように人が集まり、その中でも無名のミュージシャン達をかわいがっていたウォーホルは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドでもあるルー・リードとジョン・ケインらに出会う。そして、そのノリでだったのか、そうでなかったか、この黄色いバナナをモチーフにした1stアルバムの発売となりポップアートとロックの今で言うコラボが成立した。当時、もちろんアナログレコードだったこのジャケットは、バナナのヘタ部分に小さく「PEEL SLOWLY AND SEE」と記され、シールのように剥がせるようになっていた。そして、剥がすと「ピンク色のバナナ」が出てくるという仕掛けがあったらしい。こういうウィットの効いたセンスは日本では見かけないけど、なんともユーモアたっぷりで、楽しんで作ったであろう様子が伺えるジャケットだと感じる。ウォーホルの楽しみながら描いた姿が見えてくる。そのピンクのバナナの事はご想像にお任せするとして、なぜバナナなのかも本人に聞く事ができれば、是非聞いてみたいところです。さらにジャケットに描かれたバナナの右下にははっきりと「Andy Warhol」の文字。まるで彼のCDかの如く、そのロゴは記されている。おそらく当時は1つの事件であり、アーティストの名前より目立つウォーホルの主張は、音楽とアートは「こうありたい」とでも言いたかったのか、そんな風に思えてくる。ちなみにアナログ盤は、左上にバンド名が入っていたようだが、右の写真はCD盤のデザインで、表紙だけみたら本当にウォーホルが歌でも出したのか状態ですよねぇ。(笑)ちなみジャケットのデザインはウォーホルではない…。

明らかにこの世界観には1つのトーンとして確立した、音楽とアートは融合する的な「共犯」が作り出したジャケット。単純であるがゆえにこのインパクトは素晴らしさと、白地に黄色のハッとするようなコントラストは素晴らしいと僕は思う。紙の白を活かし、白を色として使う。そのための黄色。そしてバナナというモチーフ。これを見ていると、何もしない事がいかに強く、そして忘れられないデザインとして見る人の心に残る。なにもしない美しさとはこういう事なんだと感じられずにはいられない。作風を活かしながら遊び心と楽しさ。そしてアンダーグラウンドな音楽とアートの融合は、違う世界を創り出す。単なる思いつきで完成したかもしれないけど、その時代のポップアートの中には、いつもメッセージの強い曲が流れていたと…。そう思うのです。

ってな訳で、こんな風に考えていると、僕はデザインを作り出す時、何か違う「たし算の発想」をしたくなる。例えば「ロックと芸術」のように1つにしてしまうデザイン力を楽しみたい。そして、デザインの仕事以外でも、ノリとアイディア、ウィットの効いたセンスは、楽しく考える事で生まれてくる。そう信じています。デザインと同じように新しい可能性は至る所にあるのですから…。なんてな。

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テーマ:デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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