2017-05

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芸術の中へ。

いきなり夏のようなこの陽気。各地でも最高気温を出していますが、皆さんはいかがお過ごしですか?GWの疲れが出ていませんか?いい加減な気候は地球温暖化の現れな訳ですが、日本もこのままだとフィリピンとかマニラみたいになってしまう。そんな風に思うのですが、手の施しようもないのでしょうか?

先日いつもより早起きをして、今年1月、六本木エリアに誕生した国内最大級の規模を誇る国立のアート・センター「国立新美術館」に行って来ました。先日もこのブログでちょこっと紹介をしたこの国立新美術館は、いわゆるコレクションを持たず、多彩な展覧会の開催や美術に関する情報の収集・提供、ワークショップなどの教育普及事業を中心に活動する新しいタイプの美術館です。今回オープンを記念して開催されていたのは、フランスが誇る近現代美術の殿堂「ポンピドー・センター」の所蔵作品をテーマにした「異邦人(エトランジェ)たちのパリ1900~2005」が開催され、パリを代表する世界的な美術館の所蔵品展として、パリに集い、パリで創作した20世紀初頭から現在までの外国人芸術家たちの作品、約200点を観る事ができました。平日ってこともあってか午前中はゆっくり観る事ができましたが、帰る頃には予想以上の人だかりでちょっとビックリでした。まぁ観光やおばさま達がほとんどでしたが…。そんな作品達が常に存在する芸術の都、パリには、19世紀末から今日まで、フランス国内だけでなfujita.jpgく、世界中の芸術家たちを魅了してきたと言われています。例えば、パリに暮らす人々をモデルに人間の本質に迫ったピカソ(スペイン)やシャガール(ロシア)、モディリアーニ(イタリア)、藤田嗣治(日本・左記写真)などの画家やブランクーシ(ルーマニア)、ジャコメッティ(スイス)などの彫刻家、パリの情景や風俗を写し出したブラッサイ(ハンガリー)やウイリアム・クライン(アメリカ)などの写真家たち。偉人達はパリでその才能を磨き、開花させて来たその歴史的な作品のほとんどは、パリが育んだ世界中の芸術家の傑作の数々による多彩で華やかな世界が展開されて来ました。そして、今回そんな偉人の作品達が東京・六本木に集結したのです。僕はそんな作品の中にいて、まさに心が踊り、魅了されたのは久しぶり。残念ながら7日で閉幕しましたが、忙しい時でも無理して行って良かったなと…。

さて、僕がそんな名画を目にする時、ある1つの見方と仮説を立てて観るようにしている。そうする事でその作品に入り込めるだけではなく、まるで模写をするかのように頭の中に入ってくる…、ような気になります。まず、彼らがカンヴァスに向かってどの部分から書き始めたのかを探る事。とは言え、そう簡単には解る筈もないのだけれど、自分だったらこの絵の場合、あそこから、とか、ここいら辺から…とかとか。目を瞑ってイメージすると不思議と見えてきたりします。そして、もう1つは、一番最後に書き終えた部分は何処なのか?という事です。一般的に絵画の場合、一番最後は「サイン」だと思うけど、そのサインの色は最後に色付けをした絵筆のまま描かれている場合も少なくない。特に今回の美術館で同時に開催されていた「モネ・大回覧展」で観た偉大なるモネの作品からは、そんな発見ができた。特にモネの場合、サインを観てその色を描かれた絵から探してみると必ずあるのです。そしてやや斜めから観てみると明らかに最後に描き加えられた生々しいタッチが見え来たりするのです。もちろんこれは仮説で100%ではないと思うけど、そんな風に絵画を観ていると何だかその作者と一緒にいるような感覚、もしくはその時代へ行けたような気分になってとても楽しい。絵画を観てイメージする事の大切さを今回の展覧会では感じる事ができた僕にとっては大きな収穫なのです。以前、雑誌のBRUTUSで特集されていた「西洋美術を100%楽しむ方法」と似ているかもしれないけど、その絵が出来上がる背景や人物は「なぜこの場所」なのか?とか、「どうしてその花を持っていたのか?」等、描いている人物の性格や行動を紐解いて行くと非常に面白い。仮説でもいいからいろいろ探って観ていると時間の経つのも忘れてしまうのです。ゆっくり鑑賞に浸るという事は、こんなにも素敵なんだと、つくづく思ったこの頃のSei2です。

monet_pics.jpgちなみに、今回紹介した国立新美術館では、7月2日まで「モネ・大回覧展」を開催しています。共同企画は、あの有名な「オルセー美術館」。印象派を代表する画家としてクロード・モネの作品をぜひこの機会に観に行ってください。明るい色彩と光の表現の見事なまでの描き方。遠くから観るとまるで写真のような立体感。1926年にこの世を去るまでのモネの遺産は、自然の雄大さと人々への愛情が溢れています。右の写真は、珍しいモネの作品で今回展覧されていた作品の中で、僕が最も気に入った作品の1つです。「白」と「光」の繊細なるテクニックは素晴らしく、白という色を色彩豊かに描いています。白の多彩さを感じるだけではなく、光の出し方にはもう脱帽してしまいました。そして感じたのは、その才能と誰も超える事ができない彼があみ出したテクニック…。そんな風に絵を観ていると「俺を超えられるものなら、やってみぃ!」と声が聞こえて来そうです。みんなには聞こえますか?なんてな。

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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