2017-07

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PCとソフトの代償。

春と言うより夏のような日差し。何だかあのうっとうしい梅雨が早く来そうな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?これからの季節はBBQも楽しみの1つですよね…。年に何回かは計画を立てるんだけどやっぱり外飯はうまい。そしてクーラーでギンギンに冷えたビール。という訳で、今回のお題は、そんなビールに関する「やってはいけない」事件のお話です。

勝ちT広告たまたまネットのニュースで見た、ある広告キャンペーンでの事件を知りました。「勝ちT」と言えばキリンビール。そのメーカーで問題は起こったのです。「サッカー日本代表応援キャンペーン」の広告で、浦和レッズファンの赤いウエアで埋まった埼玉スタジアムの観客席を、レッズ側に無断で日本代表のチームカラーであるサムライブルーに加工していたのが発覚した。右の写真がその問題の広告なんだけど、その広告用に使われた写真の試合は、昨年12月2日に行われたレッズ対ガンバ大阪戦。広告は、4月27日から新聞全国紙や雑誌などで掲載されてしまったのです。5月の上旬に広告を見た読者から、キリン側に問い合わせが入り「レッズの客席ではないか」ということで問題発覚。キリンはすぐさま広告制作会社に確認。そして、加工していた事実を認めた。浦和レッズ側に対しては、発覚した直後に、経過を説明し謝罪。今後、広告の新たな掲載はしないことや、キリンHPにおわびを出すことで合意したとされる。キリンの広報側が全くそれを知らなかったかは不明だが、問題はその広告制作会社にある。当然、キリン側は賠償問題とし、その制作会社に何らかの責任追及となるはすですよね。そもそもデジタル処理が横行する中で確かに写真の合成や加工は簡単になった。例えば、歯を白くしたり、肌色をきれいにしたり…。最低限の「やっていいこと」は制作者側のモラルとして認識しなければいけないと思う。そして、事件は起こり、デザインとアートワークを簡単にしてしまった「ソフトの代償」として、少なくとも僕の記憶に残る事は間違いない。そう思うのです。最近ではテレビCMも1人のタレントを起用しデジタル合成が目立つのもソフトが向上したがゆえの事。何でもかんでもって感じでクリエイティヴ性も感じないし、単なる技術発表の場っすか?みたいな…。本来の広告すべき商品やイメージは感じられない全く的外れなビジュアルになっている。エビちゃん10人ぐらいが走るビキニ姿、同じカットで色だけ変えたキャメロン・ディアスもメーカー側の気持ちや言いたい事は判るけど、何だか妙に気持ち悪かったり、何の驚きもなかったりでブランドイメージや付加価値さえ感じない。それはそれは流行の手法なのかもしれないけど、いい加減に行き過ぎな感じもあり、ネタ切れの傾向が見えてくる…。もうひとヒネリって発想はできないのかなぁ?残念です。

さらに、この問題に近いところの事件では、合成した写真であえなく御用となった選挙違反者のニュースもある。先日の選挙の時にポスターの写真を当事者の許可もなく、合成してしまった制作会社がいたらしいのです。なんでも、そのポスターに使用する写真素材が、顔が大きくトリミングされたもので首から下がなく、他の候補者より顔だけが大きくなってしまうという判断で、他者とのバランスをとるためなのか、首下から腰上あたりまで合成し作成してしまったのです。逆にそのままの方が目立って良かったし差別化ができたのでは?と思う。その加工したという事実がどこから漏れたかは定かではないが、当然のようにその候補者は、選挙違反として逮捕されたのです。この事件も制作者側のいいかげんな判断と、フォトショップのようなソフトを使えば簡単にできる的な安易な考えによって悲しいかな、制作され世の中に登場してしまったのです。合成すれば何でもアリなのか!である。

デザインに技術は必要です。しかし、ただ技術を見せびらかすようなテクニックはデザインではないし、なんの生産性も感じない。楽しさを自己満足でデザインするのは間違っていると思うのです。PCとソフトが進化してますます便利になった今、デザインはPCに頼ってソフトからで作るのではなく、自身の頭の中から生まれて閃いたアイディアとセンスから始めるものです。ソフトはあくまでも道具として使うもの。合成した物を作りたいのなら、ちゃんとそのコンセプトを考え、ディレクションして欲しいものです。今後、こんな悲しい事件が二度と起きないようにどうかひとつ、お願いします。デザインで食っている僕とその仲間達からの切なる想いであります。たのむよぉ~ホント。以上、合成写真に怒るの巻 終了です。

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テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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