2017-05

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考えさせる広告

ここ数日は、相変わらず不安定な陽気。昼間は夏のように、夜はまるで秋のようですね。みなさんお元気ですか?体調を崩しやすい状態が続いているのでしっかり食べて、よく寝て、体調管理をちゃんとする事が仕事も遊びも楽しくさせる。なんて思う今日この頃です。

dog_campaign.jpgさて、最近僕が気になっている広告は「考えさせる広告」。似ているところの広告で言えば「公共広告」もそのひとつ。実は日本ではまだまだ未成熟な分野でもあり、どうしても一般的には表現の難しさや子ども達への悪影響とかで、あまり斬新で脳裏に残るような広告は少ないようです。しかし、海外へ目を向けてみると、その発想やビジュアルの繊細さによって「考えさせられる」のに、決して説明的ではなく、一発のビジュアルで表現されたインパクトは素晴らしいと思う。そのコンセプトには「見てすぐ判る」という事がその広告の作り方でもあり、逆に時間をかけさせてじんわりと内容を理解させるための手法も見える。そして、精神的に脳裏に語りかけるがごとく、そのイメージは一度見たら忘れない。「考えさせる広告」で一般的にお目にかかるモノとしては「公共広告」も同じですね。日本のテレビコマーシャルでもよく見かけるものの、海外のものと比べるとやはり説明的なモノがまだ多く切実なるメッセージはまだ弱い気がします。また、特に海外の公共広告の場合、クライアントが一般企業という事ではない場合も多く、公共団体やボランティア等の有志によって作られている事も少なくない。経営的な要素がそこにはない分、広告の訴求力は自由かつ凄まじいものがある。ストレートな表現…。なにもそこまで見せなくても、という風にも思えるけど、よくよく考えてみると、それこそテーマの深刻さや、見る人達を引きつける力があるということに気づくのです。

日本では悲しいかな「お金」という部分が大きく関わり、「公共の物にお金を使う」という感覚があまりない。参入する企業も消極的だったりであまり見当たらないと言うのが現実のようです。例えば右上の写真は、障害者に対する糞害を訴える講義広告で、目の不自由な人が手にする杖にフンがまるでウインナーのように…。フランス・パリは昔から犬のフンをそのままにする習慣?があり、皆さんも聞いた事があると思いますが、これが1つの公害となっているためパリの対策は1日83万もの負担を強いられ、清掃活動を行っています。また、踏んだ事による転倒事故も多数起こっているらしい。まさにフンだり蹴ったりでなのです。まぁ、もっとも日本ではそういう糞害による被害はなく少ない。せいぜいカラスや鳩ぐらいなもんで、パリのような公共広告までは存在しないんだけど、spider_aids.jpgそのビジュアルでは思わずプッと笑いそうにもなるけど、逆に時間が経ってじんわりとその深刻さが伝わってくる。そしてグラフィックデザインもさすがである。さらに、他国ブラジルでは、エイズ予防の公共広告で「ゴムなしSEXは、毒グモに刺されるのと同じ」というテーマで、予防を促すという広告がある。左の写真がまさにそれ。毒グモのタランチュラをモチーフに、人々に直接訴える命の尊さを問う切実なるそのコンセプトと強いメッセージは、人々の脳裏に焼き付いて忘れない説得力がある。そしてこのインパクト…。まさに広告でしか表現できないメッセージがここに存在しているのです。

このように海外の公共広告の多くは「ビジュアルイメージ」がどれも強く、ストレートで潔い。広告の原点とも思えるようなその表現方法と賢いアイディアの広さ。僕はそこにデザインの力を感じるし、そして人間と広告の関係がいかに必要なのかを思い知らされるのです。やたら説明的な広告や紙面にギッシリの文字。どれだけの人がその広告の活字を読み、共感しているのだろう…。アイディアがあればもしかしたらキャッチコピーも説明文も入れない写真一発の表現が一番の広告。そんな気がしてきます。空間を活かしたデザインをすると、そこに何か文字や写真を入れようとする日本人は、やっぱり貧乏性なのかなと思ってしまうのですが…。

日本の広告も少しずつではあるけどある意味、上手になってきた。色彩やレイアウトもさることながら、企画力の大切さとビジュアルが持つその力の出し方を考えるようになった。とは言え、まだまだ発展途上であり、その取組みに多くの人々が関わって欲しいものです。カッコイイデザインもたまにはいいけど、やっぱりストレートな広告が僕は好きだなぁ…なんて思うのです。人に伝える広告はかっこだけじゃない。また、ソフトを使ってただレイアウトされたモノも、デザインではなく誰でもできるレイアウトです。ソフトを使い簡単に、というのはデザインではないのです。ガンバレ日本デザイン。そして、頑張れ自分…。な今日のモチベーションです。さて、今日は何か新しい発見がありましたか?本日のお題、これにて終了。それでは、また。

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テーマ:デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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