2017-07

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没後24年の作家

いきなり夏がやって来たかのような熱い日差しになったと思えば、雨が降ったり不安定なお天気ですね。と思いつつ中目黒にいます。さて、今日のお題は、僕の大好きな「TINTIN」の作者エルジェにまつわるお話です。死後24年も経ったのにも関わらず、僕の目にそのニュースは飛び込んで来たのです。

tinitin_pics.jpgご存知「TINTIN」の作者は、フランスを代表する漫画家のペンネームはエルジェというお方。あまり知られていないような気がするけど、エルジェによって描かれた素晴らしい作品でもあるタンタンは、クルッと巻かれた前髪とニッカポッカがトレードマーク。アニメというより、イラストレーション的でグラフィカルなそのキャラクター達は、独特の作家性を感じます。物語では、ソビエトや中国、アメリカ等、さらには月にまで行ってしまう少年レポーター・タンタンが、いつも同行している相棒の犬「スノーウィ」とで世界中をレポートしながら事件に巻き込まれたり駆け巡り解決して行くというストーリー。その独自の世界観とスケールの大きさは「漫画」という枠を超えた、エルジェならではの本当に素晴らしい作品達が残っています。かのウォーホルも、作者エルジェの顔をモチーフにした作品を残すほど幅広く愛され、今もなお、彼の残したキュートで愛らしいキャラクターは、コアなファンを魅了し続けています。そんなエルジェも今年で生誕100年を迎え、フランスはパリ市内のポンピドゥ・センターで今年2月まで開催されていた「エルジェ展」による数百点もの原画や資料を展示し、彼の魅力と功績を紹介しています。また、彼の芸術を世界に伝える発信地エルジェ・ミュージアムが、ベルギーのルーヴァン・ラ・ヌーヴに2009年頃、開館予定です。そんなエルジェの公式での死因は、白血病とされていました。しかし、没後24年経った今、輸血時によるHIV感染が原因で死亡した可能性があると、ブリュッセルによる時事通信は伝えているのです。情報によると、エルジェは晩年、先天性疾患の治療のため毎週、輸血を受けなければいけない状態で、その輸血によってHIVに感染し、最終的には肺炎で死亡した可能性があると言う事らしい…。死後24年もの時を経て、それはまるで彼のメッセージを伝えるかのようにヨーロッパでのニュースとなっています。僕にとって、エルジェの死因もさることながら、彼の残した作品達から受ける印象は、死の世界とは全く違う楽しくて、明るいユーモアたっぷりの素敵な世界。今になってもなお注目される「作者」の力は何か強いメッセージを感じます。

tintin_rocket.jpgさらには、驚くべき事にスピルバーグ監督、ジャクソン監督による映画化も決定した。公開は今のところ未定だけど、スピルバーグ監督率いるドリームワークスが「タンタン」を最新のアニメーションよるフルデジタル3Dアニメで蘇るのです。既に映画製作は順調に開始され「ロード・オブ・ザ・リング」のSFX工房でもあったデジタルスタジオによって数十分間のテスト版も製作されているという情報もあったり…。ただ、ファンとして残念な気がするのは、3Dというところ…。あのアニメーションのまま再現されれば何も言う事はありません。まぁ、公開されるのをゆっくり待ちましょうかね…。そんなこんなで、ここまでのプロジェクトの発端は、「エルジェ生誕100年」というキッカケからか、没後24年とは思えない程、その勢いを感じます。確かに各国の芸術家へ与えた影響力は言うまでもない事。何か1つのムーヴメントにでもなりそうな、そんな予感さえ感じる。一体、エルジェは天国からどんな風に見ているのだろうか…。ちなみに、エルジェは、かなりの車好きだったらしく(僕と同じで何かウレシイ)、「タンタンの冒険旅行」シリーズ23話を描くために、50年以上に渡って当時のイメージやシンボルを収集し、作品に登場させていたようです。そんな「作者のこだわり」が、後に多くの芸術家やそれを目指す人達に財産として残してくれた。それこそタイムマシーンでもあれば、作品の出来上がる過程を見てみたいものです…。最後に、エルジェの事を知って頂くために、彼の情報も記載しておきます。

◎エルジェ(本名:ジョルジュ・レミ)1907年~1983年
ブリュッセル生まれ。少年時代にドローイングを始め、1923年より本格的に作品を発表しはじめました。1928年には新聞の若者向けウィークリー増刊号「プチ20世紀」のチーフ・エディターとなり、翌29年には自作の「タンタン、ソビエトへ」が同紙に掲載開始。これがまたたく間に人々の人気を博し、それ以降、タンタンとスノーウィをソビエト、コンゴ、アメリカ、中国、そして月まで送り続け、世界中を駆け巡る全23話のタンタン冒険シリーズを残したのです。ヨーロッパ・コミックの父と称される彼の作品は、様々なアーティストに影響を与え続けています。「プチ・セブン」ならぬ「プチ20世紀」って、うぅ~読んでみたいですぅ。(笑)

↓うんうんっと、頷きついでにカクッと1回。
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テーマ:イラスト - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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