2017-11

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あなろぐ思考。

つの頃からかデジタル、ハイテクというのが当たり前のように僕たちの生活に入り込んで来た。確かにソレは機能的で使いやすく、便利さゆえ手放せなくなって行く…。テレビも電話も、そしてパソコンだってどんどん進化を遂げている。デザイン業界で言えば印刷の技術も活版印刷が主流だった頃から比べると恐ろしい程進化を遂げ、パソコンとの連動は当たり前のように、そしてコストやスピード面でも遥かに向上したのは言うまでもない。それこそ家庭でプリントするなんて事も可能になった。と、言う事で今回のお題は、デジタル・ハイテクとは全く逆の「あなろぐ」な感性と「活版印刷」について思うところ語ります。

先日、アメリカのサンフランシスコをはじめ、アップル社から「iphone」が発売になったのはご存知だろう。機能もさることながら、約6万円もするその商品に人々は行列を作り、あっという間に完売したらしい。高機能、高性能は人々にとって魅力的であり、また奴も買ったから僕も、という変な購買意欲も少なくない。それはブランド商品でもそうだし、ゲーム機や携帯電話も同じような事が言える…。一般的な商品はともかく、デザインという作業には製作に関わる造り出す過程があり、印画紙の出力をはじめ、大判のカラー出力からビルボード広告サイズのようなメートル単位まで、今ではプリントボタンを押しただけでいとも簡単に完成してしまう。デザインや広告だけで言えば、作ったものを印刷する、カタチにするという流れがあるのは必然ではあるけれど「デジタル」の横行はもはや留まるところを知らないようだ。とは言え僕は未だに「あなろぐ」な感覚が好きで、ついついそんな記事を見つけると黙ってはいられないのです。例えば、印刷技術の世界では、ひと昔前では「活版印刷」という技術が主流だった時代があった。この技術はいまでも縮小はしたものの名残が微かにあるのは、とてもうれしく…。そもそも活版印刷とは、活版(活字を組み合わせて作った版)で印刷することで、印刷物から鉛版・線画凸版・樹脂版などの印刷も含めてこのような専門用語となっています。活版印刷の技術は、数年に渡り改良を加えられ5世紀にわたって印刷業界の中心にあった。kappan_image.jpgまた、改良とは言え活版印刷の原理そのものは活かしつつ、印刷の歴史においても稀有とも言える息の長い方法だったようだ。しかし、時代の流れと共に写真植字とDTP化はその命脈を途絶えはじめ、いつしかデジタル製版が可能になり、現在の日本では活版印刷は絶滅に近いと言われています。一般的な名刺やはがき程度の印刷を取り扱う印刷業者はあるものの、本一冊というような印刷会社はほとんど無いのが実情のようです。また印刷機自体もそうだけど、そこに至るまでの製作過程が大変で、大量の資材や人手が必要になるという事から、どうやら業界からは姿を消しつつあるのです…(泣)

そんな中、とあるサイトで紹介されていた「紙と活版印刷」をコンセプトにしたプロジェクトを発見した。想像するだけでもワクワクとしておもわず小躍りしそうでした。渋谷区千駄ヶ谷にショップとしてオープンしたそのお店は、「紙と活版」をテーマに、少人数ではあるけれど様々な思考が展示されているようだ。ショップ名は「PAPIER LABO.(パピエ・ラボ)」。紙と活版印刷というアナログな観点を基に、デザインの新たな可能性を探る実験室というのが何とも素晴らしいですよね。お店での取り扱い商品では、ステイショナリーや本といった紙にまつわるプロダクトやオリジナル商品と、世界各地で出会ったさまざまな風合いの紙製品が並んでいるとのこと。きっと商品一つひとつのセレクトにはこだわりがあり、「あなろぐ」の世界観が感じられる空間ではないかと思います。して、このお店を立ち上げたのは、ランドスケープ・プロダクツのデザイナー江藤公昭さん、アートディレクターの高田唯さん、SAB LETTERPRESS主宰の武井実子さんの三人。デザインに関わる人達の想いはどこか通じるものがあると、僕は思う。もちろん年代もあるけどね…。とりあえずオフィシャルサイトはコチラです。→ PAPIER LABO. 準備中のページはあるものの、BLOGは興味深く、写真も掲載しているので興味のある方はぜひご覧下さい。何やら楽しそうですよ。ってか一度行ってみようと思ってます。

と言う訳で、「あなろぐ」の世界には手作り感覚と人間の優しさみたいな感覚がある。そして感じる事ができる。デジタル機器に触れすぎて漢字が書けない、音読みと訓読みの区別がつかず、漢字を読めない子どもが増えているのは、そんなアナログ感覚から離れてしまったからだと思うのです。人間の脳はどんどん退化していくのは間違いない。そして、記憶力も薄れ人の名前や電話番号も覚えられない人間は、もはや人間ではなくなる気がしてしょうがない。「あなろぐ」の正しい使い方はきっとある。何もかもデジタルに頼ってばかりでは何もできない人間になってしまいますよ。僕はきっと幾つになっても「あなろぐ思考」は忘れたくない。そう思っています。やっぱり手書きのラフって最高ですから…。では、また。

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テーマ:印刷・デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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