2017-07

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デザイン元年、其の二。

いきなり猛暑が続いて、ラニーニャ現象の凄さを感じている今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?北海道札幌でも31度超を記録する異常気象。せっかく衣替えを準備したのにTシャツを引っ張り出して着ていますが、なんだかなぁ、この陽気は…。さて、今回は前々回のちょっと続きです。やはりいろいろ調べてみると1960年頃から社会貢献としてのデザインは広く始まり、様々な催し物が行われた時代でもありました。そんな内容でちょこっと振り返ってみようと思いますが、僕は当時2~3才だったので、子どもの頃の記憶とネットで探した資料とで紐解いて行こうと思います。ほんとインターネットって便利だなぁ。

いわゆる「日本のデザイン」が注目され始めた60年代。当時代表的なところは「世界デザイン会議」をはじめ、東京オリンピックや大阪万博というイベント等、昭和の記憶の残るデザインが大きく関わったイベントだった。中でも多くのデザイナー達やその職業を目指している人達にとって最も強く影響を与えたのは「世界デザイン会議」だと言われてる。高度経済成長を背景に文字通りの「消費社会」が幕を開けた60年代では、グラフィック・デザインの経済効果を各企業が認識せざるを得ない時代だった。広告とその技術に、いかにファッション性の要素を加えるか…、とデザイナー達は意識改革と新しい発想、そしてデザインでの社会貢献を模索していたに違いない、そんな気がするのです。そんな中でも「世界デザイン会議」では、海外から多くのデザイナー達を招き、直接的に海外のデザイン発想を提示されながらも、日本のデザインでの意識を揺さぶりつつ「デザイナーは未来社会に何を残すのか?」というテーマのもと、6日間に渡って討議された会議だったとされている。もちろん、グラフィック・デザインに限らず、プロダクトやエディトリアル、インテリア等、様々な意見交換が繰り返され日本を刺激していたに違いない。また、1964年に開幕された「東京オリンピック」では、かのアートディレクター「亀倉雄策氏」のロゴデザイン1964_olimpic.jpg案によって決定した「TOKYO1964」。日の丸を彷彿させるグラフィックデザインのシンプルかつダイナミックさには今見てもそのクオリティは素晴らしいと思う。なんでもそのデザインポリシーには「ロゴマークの一貫した使用」や「五輪マークの5色を重点的に用いる」、そして「書体を全て統一する」という今で言うブランディングの一環でイメージの統一がされていた事がよく解る。遥か40年以上も前からデザインへの取組みは変わってはいない。そもそも変わる筈がないと思うのだが、アナログからDTPに変わり始めたあたりから、何か勘違いをしてしまうデザイナーやクライアントも増え、デザインはコンピュータで、だの、簡単に作れる、だの…。制作する過程も大きく変わり今日に至っている。前々回の「デザイン元年」と同じように、当時の資料を調べても高度経済成長の影にはデザインがあった。1つに大きくまとめて作られた「企画・デザイン」は、社会貢献の1つとして必要とされ、次世代、次世紀へと継承するプロジェクトとして始まっていたのである。さらに、70年代では「大阪万博」も約6ヶ月間開催され、今でもなお語り継がれている「岡本太郎氏」作の「太陽の塔」のシンボルや、賑やかで個性的なパビロオン建築も記憶に残る当時の芸術作品である。「シンボライズ」と「サイン計画」というデザインを重要視しながらも、その背景には企業協賛がなければなし得る事はできなかったと言えよう。しかしながら、海外のデザイナー達にとっては「負けず嫌い」な日本のデザイナー集団に写っていたかもしれないが、明らかに当時は「世界デザイン会議」のよって刺激を受け、物事の考え方や新しい思想と概念が湧き出ていた時代と言えるだろう。つまり、今の若きデザイナー達には知らない事だらけだとは思うけど、「デザインの基礎」は、そう昔とは違ってはいないと言う事…。僕はそんな風に思い、子どもの頃の記憶を大切にしたいと思う。

古き良き時代の歴史は継承され、もちろんデザイン以外の仕事でもそうだけど、何かを始める時や作る時には「古くさい」という観点は捨てて、昔の素晴らしい感覚を盗み、何はともあれ基礎を学ぶ事が大切…。新しさやスピードばかり追いかけずに、マイペースでいいんです。仕事が上手であれば自然とスピードも上がるし、新しいものは追いかけるんじゃなく、自分で作れば幾らでも新しいモノに出会えるはず…。そんな発想で皆さんにも頑張って頂きたいと思う今日この頃です。ってかポジティブになれさえすれば、悩んで苦しんだ産みの苦しみもきっと楽しさに変える事ができる…。とにかく余裕を自分で作る事。そして、デザインの仕事だけじゃなく、前向きな考え方はきっといろんな職業でも課題の解決へと繋がって行くと、僕は信じています。それと、少しだけ昔を思い出して心の余裕こそ、次へのステップには重要なんだよね、と…。

ってな訳で、今回は「デザイン元年、其の二」でしたが、東京オリンピックや太陽の塔、あとは忘れてはいけない東京タワーも、僕がデザインを続けるためには、何かとても大切なお守りのような気がしています。モノづくりの楽しさを追求して行くためのエネルギーになっているような…、そんな感じです。日本のデザインは、まだまだこれから…。誰もが、世界中が認めるデザインや楽しさを1つ1つ丁寧に作って行きましょう。なんて、デザインに興味がある人、同じ仕事をされている人達、そして、僕のかけがえのない制作スタッフ達に伝えて行きたいと思います。決して自信過剰にならず「臆病者」でいいんですから。それでは、また次回エントリーでお逢いしましょう。今日も暑い熱い言いながら中目黒にいます。

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テーマ:デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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