2017-11

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色の悩み…

すっかり冬眠していたかのようにエントリーしてませんでした。お越しいただいたみなさんには申し訳ないのですが、何しろ2月末から怒濤の忙しさもあって、余裕がなかったとでも言いましょうか、何で仕事がこんなにも重なるのか?不思議なぐらいでありました。みなさんはいかがおすごしですか?花粉症、大丈夫ですか?

さて、今回のお題は「色」についてですが、グラフィックデザインには欠かせない作業のひとつとして「印刷」するための「色指定」があるのですが、20年近くこの仕事をしていて未だに解決できていないテーマの1つです。もちろん色校正とは本来そのためにある訳ですが、その校正に1回いくら万円?みたいな風潮もあってか、クライアントによっては「一発で決めろよ」的な視線をあびたりあびなかったり…。胃が痛くなるような場合も少なくはありません。DTPと言われる環境がない時代では、レイアウトしたものをいわゆる「写植・版下」の行程があり、その後その版下にトレペを掛けて赤ペンで色指定をする。その色指定の基準となるのが大日本インキから(その他もあり)発売されている「カラーチャート」なる色見本帳から、文字の色や線の色等、細かな指定をする行程がありました。しかしながら、ここ数十年の間にパソコンが普及し、マッキントッシュのマシンが各デザイン会社で道具として使われるようになった。実に便利ではあるけど今回の「色」に関しては相変わらず悩みどころだ…、という前置きが長くなりましたが、そんなお話で進めて行きます。

先日、CDジャケットのお仕事で色校正が上がって来るまで今までにないぐらいの不安と緊張感でした。経験はあれど今回のケースは「カラーチャート」に載ってない色のパターン。いわゆるパソコン上のイラレでの色指定で、地の色は「リッチブラック」という黒。おもにCMY版はそれぞれ40%で墨100%というかけ合わせの指定。コンセプトの中には「ダーク」というカラーテーマがあったのでそこにイラストレーターさんの線画を配置させる訳なんですが、その色はダークブルーグレーという感じ。その線画の色こそ今回の悩めるカラーでした。もちろんチャートにはない色なのでパソコンの画面上とプリント出力のみが頼りで、ある程度のキャリブレーションはできていたのですが、プリントするとあまりにも違いすぎて頭を抱えて僕自身がフリーズすることもしばしば…。入稿前にはプリント調整とパソコンの色補正、何枚ものプリント等作業をしていたらいつの間にか外は明るくなって久々の「貫徹」という結果にもなりました。

ひと昔前では「カラーチャート」のおかげ?で、選べる色も決まっていて、そんな事になるはずもなかった事ですよね。しかし、現在ではソフトウェアのカラー設定は無限とも言える数で指定ができてしまう。デザインする表現は広がったものの、細かい色指定の部分では苦労している人も少なくないと思います。確かにお金をかければキャリブレーションを一定化させるハードやソフトウェアもあるけど、コスト的には難しいのが現状。自分の勘と経験値での今回の色指定は、また一つ勉強させてもらったと思う。今までデザインを作ってきた中で、今回の「色」の問題はやっぱり限りなく無限に近い大きな課題でもある。そんな気がしています。それを言い出したらキリがないんですけどね…。絵の具例えばモニターの表示もメーカーによって異なるし、プリンタ-でも違ってくる。今回の実験的になってしまった色指定では、マックOS9とOSX上でも色の違いもあったり(それぞれのガンマ設定が原因)、一体何を、どの基準を信じればいいのか?頭を抱えていただけに先日上がってきた「初校」での刷り上がりのうれしさと言ったら何とも今までにないぐらいの達成感と自信に繋がったとひとりニヤニヤとしている次第です。結果的には絵の具で色を作るように掛け合わせる色の概念を知ることも去る事ながら、モニターでの色味が一番近いという結論でした。そして、まるで右脳で考えるように混ざった色を想像できるかどうか。あとは決断力なんですね…。

という訳で、今回は久々のエントリーですが、パソコンに無い色を作る事ができたという点では、僕にとって大きな収穫。やや専門的な話で難しいと思う方もいると思いますが、用意された色だけでなく、今回のように色を作ると言うこともデザインには欠かせないんだなぁとね。そして、子どもの頃に楽しんだ絵の具を混ぜた色を見る感覚の記憶をたどって、頭の中でイメージすること。機械にばかり頼ってはいけないんです。なんてな…

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テーマ:デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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