2017-07

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記憶の大切さ。

寒い寒いと言っていたと思ったら、あっという間に3月も中盤。そろそろ桜のつぼみが枝に目立ち始めて来ました。会社がある中目黒もそんな桜の名所の1つ。近所の目黒川沿いの桜も本当にキレイで日本ならではの風流な光景が人混みさえなければ僕は好きです。そろそろお花見の準備はどうですか?忙しく過ごしてる毎日とはちょっとだけ離れて、桜の木の下でのんびり過ごすのもまたいいものです。

yellow_dickinson.jpgさて、今回のお題はそんな桜の話とは全然関係ないのですが「こどもの頃」に誰しもが好きだった「おもちゃ」を題材にしたリアルな絵を描いている人のお話と、大人になって忘れていた純粋な「描きたい絵」と言うことで、記憶を辿りながら現在のデザインへと繋げて行こうと思います。お付き合いください。今月の28日まで江東区の小山登美男ギャラリーで開催されている個展の1つに「こども時代の記憶へと誘う、ジェレミー・ディッキンソン展」の記事を見つけました。右の写真のように何ともリアルなタッチで、僕が子どもの頃に大好きだったミニカーをモチーフにした記憶を思い出させる作品の数々。恥ずかしながら初めて知ったアーティストなんですが、イギリス人アーティストでジェレミー・ディッキンソンさんは、何でも日本では3度目となる個展らしく、今回は2007年~08年にかけて制作された新作を多数展示しているようです。主に描かれたテーマは「子どもの頃からいつも自分の側にあったミニカーのコレクション」。写真では解りにくいと思いますが、描かれたミニカーは、ペンキが剥がれていたり、少し凹んでいたり、汚れがついていたり…。細部に至るまでリアルなタッチで繊細に描かれている。まさに愛着たっぷりに描かれたその絵からは、彼の子ども時代の記憶が刷り込まれ、どこか観る人達のその人自身の過去の記憶へ一気に戻されるような、そんな不思議な感覚はすごく好きで素敵だと思う。誰もが心の片隅にある、幼い頃に遊んだ楽しい記憶。かと言って、ただ単にノスタルジックに浸るだけではなく、明るい単色で塗り潰された背景によって、さらにモチーフは際立たせられ、過去の記憶は美しい思い出のように、そして新しい想像の世界へと昇華するような、そんな作品は秀逸。

確かに子どもの頃に遊んでいたモノには、その時にしかない夢と冒険がたくさんあった。いつしか“大人”という人格がそんな純粋な気持ちをどこかにしまって忘れてはいけないものを簡単に閉ざしてしまうのかも知れません。僕はよく人に見た目はそれなりに老けて来たけど、心の中にある気持ちそのものは小学生の頃から何にも変わっちゃいない…って言ったりします。それは自分自身に言い聞かせているかのようで、モノづくりをする上で大切にしたい宝物のような記憶なのです。大人になってお酒やたばこを覚えたり、女性と付き合ったり、車を運転することよりもあの頃の目覚めは遥かに夢と冒険心のかたまりだったと思う。できる事ならタイムマシーンでもう一回戻って見直ししたい気持ちです。ふと見かけたアーティストの作品のお陰で?何だか頭の中でぐるぐる回ってる不思議な感覚。アートもグラフィックも人々に影響を与えて初めて完成されるモノなんだとつくづく思いました。決して自己中ではなく、「誰にでも通ずる」何か…。モノづくりの根底にはそんな意識が大切なのに、いつの間にか“大人”の二文字から大切な感覚を失ってしまう。こんな風に考えてると本当に子どもが欲しい…、子どもと暮らしたい…。と考えてしまいます。そう言えば今から10年ほど前に独身だった僕は、友達にこんな事を言っていたのを思い出した。「嫁はいらないけど、子どもと一緒に過ごしたい…」と。真剣に想っていたものです。子ども達のあの純粋さは僕がデザインの仕事をして行く上で重要な存在だと思っていたあの頃…。いつかそんな日も実現できるのかな?、なんてね。もちろん嫁は必要ですけど(笑)。

という訳で、純粋な心と素直な気持ち…。大人になるとどういう訳か失ってしまう感覚。人と人が関わって作り上げる仕事だからこそ、そんな遊び心のような感覚も取り入れていくのは僕にとって重要なキーワードなんだと思うのです…。そして、時には「子どもの目線」で何かを見てみると言う事もとても大切なんじゃないかと思っています。子どもも大人も同じ人間だものね…。それでは、またお逢いいたしましょう。ごきげんよう。

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テーマ:デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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