30年目の無念…
あらあら、いつものようにご無沙汰しております。桜の花も何だかあっという間でしたね。それにしてもここんとのこ陽気は可笑しいですね。昼間は晴れても肌寒いし、雨は予想以上に降って嵐のようだったり…。温暖化というものは目に見えないほど恐ろしいとつくづく思うこの1週間でした。体調を崩しやすい時期なので、みなさんもくれぐれも気をつけてください。
さて、今回のお題は、広告業界の中で30年もの歴史を刻んだ書籍「広告批評」が、来年4月をもって休刊すると発表しました。僕の中では「暮らしの手帖」や「デザインの現場」に匹敵するその存在感とデザインの関連本の中ではあの独特の昭和感が好きだったのですが、休刊のお知らせを知って「これも時代のせい」なのかと寂しい気持ちでたまらなかったので、今回取り上げようと思った次第です。この「広告批評」が創刊されたのは1979年。テレビCMを中心に広告が大きな転換期を迎えた年で、マスメディアの中で巨大化していく広告をどう伝えて行くかという視点で創刊されました。しかしながら残念な事に、広告がインターネットとの連携時代に入り、ふたたび大きな転形期を迎え、マスメディア広告と歩み続けてきた「広告批評」は一旦の区切りをつけるという決断に至ったらしい。広告業界で働いている方々にはお馴染みだと思いますが、広告を批評しながらもいろんな角度から検証したりと、一見辛口な書籍と思いきやなかなかためになる好きな本なんですが、その書籍そのものでは、取り上げる内容や紙面のデザイン・レイアウト等には賛否両論いろんな意見をもって「広告批評」への想いがあると思います。昭和の時代からデザインの仕事をしてきた僕のようなタイプの方には、きっと何とも言えない思い入れや切ない気持ちがこみ上げてくる事
でしょう。逆に若手のデザイナーの方には、感覚が古すぎる…とか、全体的に洗練された感がない…とか。様々な意見があるようですが、休刊の背景には「インターネットの普及」の影響で存続できないという事なんでしょうか…。ひょっとするとこの「広告批評」を筆頭に、今後もいくつかのデザイン関連本は姿を消して行くのかもしれません。ここ数年は「休刊」と言っても「廃刊」となるケースが多くて不安がよぎるのですが…。それにしても休刊の理由が「インターネット」のせいとはなんとも無念でならないと僕は思います。内情はもっと深刻なのかも知れません。単純に言えば、ネット広告が増えたがゆえ潰された「広告批評」とは、発行人側からの悔しい気持ちが見えて来るようです。いままで読んだ方も多いと思いますが、僕にとってはリアルに編集されていて毎回フムフムと感心したり、勉強にもなりました。僕のデザインへの取組みと共に一緒に歩んで来たって感じがして愛着を感じてたんですが、残念でなりません。今から30年も前に創刊され、それこそ僕がまだ中学を卒業した頃からある訳で…。「批評家の先生」を失うような気分でもあります。本当に残念です。
インターネットの普及でいろんなモノが消え、新しいモノに変わって行く時代。そんな風潮を作って来てしまったのも私たち人間な訳で、知らず知らずのうちに自分たちの手で消し去ってしまう。一体世間の人達は何を探し求めてるのか?なんていろいろ回想を巡らせては頭を抱えてしまう今日この頃であります。例えば、インターネットやデジタル関連の普及で影響を受けてしまったモノで言えば、まずは「新聞」です。以前にも取り上げましたが、ニュースも今やネットで充分な情報は入手できる。次は小説等の書籍や雑誌。携帯小説やDS等でも読めてしまう時代。何でもかんでも電子化されていく事は便利ではあるけれど、何か大切なものを失って行くような切なさを感じます。電子化されたモノで姿が薄れているものでは「手紙」です。そんな時代だからこそ「ポストマン」という映画が作られたり、そんな背景も必要性を感じたりする訳ですよね。デジタル化で言えば、「カメラ」なんかも簡単で便利ではあるけど、撮った写真を数日間待って現像された写真を1枚1枚手に取って思い出しながら見る事も楽しみの1つだったんだけど、そんな事も知らない人達もいたりして、文化の流れと言うものは悲しいかな数年で変化してしまう。僕も周りのスタッフにも「白黒銀塩写真」が好きなカメラマンもいます。自宅に暗室を設け、赤い光の中でバットに入れた現像液に写真を燻らせながらジーっと時を待つ…。そんな行為はなんとも素敵ではないですか…。なんて言うか、人間らしい行為とでも言いましょうか…。そういう事も知ってか知らずかデジタルだけのカメラマンもいたりします。これも時代の流れなのだろうか…
と言う訳で、「広告批評」は来年の4月に休刊します。どうしてそうなったのかは今の時代の中をよく見てみると理解はできます。どうして新聞を読まないのか…。なぜ小説を携帯電話で読むのか…。それは今の世の中の当たり前という事に僕は気づこうとはしない。そんなの嫌だっ、間違ってる!と、ただ頑固にそう思っているのであります。それでは、また。
広告批評様 30年間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
◎クリックもインターネットならではだのう…。でも励みはうれしいです。


さて、今回のお題は、広告業界の中で30年もの歴史を刻んだ書籍「広告批評」が、来年4月をもって休刊すると発表しました。僕の中では「暮らしの手帖」や「デザインの現場」に匹敵するその存在感とデザインの関連本の中ではあの独特の昭和感が好きだったのですが、休刊のお知らせを知って「これも時代のせい」なのかと寂しい気持ちでたまらなかったので、今回取り上げようと思った次第です。この「広告批評」が創刊されたのは1979年。テレビCMを中心に広告が大きな転換期を迎えた年で、マスメディアの中で巨大化していく広告をどう伝えて行くかという視点で創刊されました。しかしながら残念な事に、広告がインターネットとの連携時代に入り、ふたたび大きな転形期を迎え、マスメディア広告と歩み続けてきた「広告批評」は一旦の区切りをつけるという決断に至ったらしい。広告業界で働いている方々にはお馴染みだと思いますが、広告を批評しながらもいろんな角度から検証したりと、一見辛口な書籍と思いきやなかなかためになる好きな本なんですが、その書籍そのものでは、取り上げる内容や紙面のデザイン・レイアウト等には賛否両論いろんな意見をもって「広告批評」への想いがあると思います。昭和の時代からデザインの仕事をしてきた僕のようなタイプの方には、きっと何とも言えない思い入れや切ない気持ちがこみ上げてくる事
でしょう。逆に若手のデザイナーの方には、感覚が古すぎる…とか、全体的に洗練された感がない…とか。様々な意見があるようですが、休刊の背景には「インターネットの普及」の影響で存続できないという事なんでしょうか…。ひょっとするとこの「広告批評」を筆頭に、今後もいくつかのデザイン関連本は姿を消して行くのかもしれません。ここ数年は「休刊」と言っても「廃刊」となるケースが多くて不安がよぎるのですが…。それにしても休刊の理由が「インターネット」のせいとはなんとも無念でならないと僕は思います。内情はもっと深刻なのかも知れません。単純に言えば、ネット広告が増えたがゆえ潰された「広告批評」とは、発行人側からの悔しい気持ちが見えて来るようです。いままで読んだ方も多いと思いますが、僕にとってはリアルに編集されていて毎回フムフムと感心したり、勉強にもなりました。僕のデザインへの取組みと共に一緒に歩んで来たって感じがして愛着を感じてたんですが、残念でなりません。今から30年も前に創刊され、それこそ僕がまだ中学を卒業した頃からある訳で…。「批評家の先生」を失うような気分でもあります。本当に残念です。インターネットの普及でいろんなモノが消え、新しいモノに変わって行く時代。そんな風潮を作って来てしまったのも私たち人間な訳で、知らず知らずのうちに自分たちの手で消し去ってしまう。一体世間の人達は何を探し求めてるのか?なんていろいろ回想を巡らせては頭を抱えてしまう今日この頃であります。例えば、インターネットやデジタル関連の普及で影響を受けてしまったモノで言えば、まずは「新聞」です。以前にも取り上げましたが、ニュースも今やネットで充分な情報は入手できる。次は小説等の書籍や雑誌。携帯小説やDS等でも読めてしまう時代。何でもかんでも電子化されていく事は便利ではあるけれど、何か大切なものを失って行くような切なさを感じます。電子化されたモノで姿が薄れているものでは「手紙」です。そんな時代だからこそ「ポストマン」という映画が作られたり、そんな背景も必要性を感じたりする訳ですよね。デジタル化で言えば、「カメラ」なんかも簡単で便利ではあるけど、撮った写真を数日間待って現像された写真を1枚1枚手に取って思い出しながら見る事も楽しみの1つだったんだけど、そんな事も知らない人達もいたりして、文化の流れと言うものは悲しいかな数年で変化してしまう。僕も周りのスタッフにも「白黒銀塩写真」が好きなカメラマンもいます。自宅に暗室を設け、赤い光の中でバットに入れた現像液に写真を燻らせながらジーっと時を待つ…。そんな行為はなんとも素敵ではないですか…。なんて言うか、人間らしい行為とでも言いましょうか…。そういう事も知ってか知らずかデジタルだけのカメラマンもいたりします。これも時代の流れなのだろうか…
と言う訳で、「広告批評」は来年の4月に休刊します。どうしてそうなったのかは今の時代の中をよく見てみると理解はできます。どうして新聞を読まないのか…。なぜ小説を携帯電話で読むのか…。それは今の世の中の当たり前という事に僕は気づこうとはしない。そんなの嫌だっ、間違ってる!と、ただ頑固にそう思っているのであります。それでは、また。
広告批評様 30年間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
◎クリックもインターネットならではだのう…。でも励みはうれしいです。


コメント
広告批評休刊
はじめまして!
shiyaさん コメントをお寄せいただきありがとうございます。
う〜ん、確かに“青山ブックセンターの営業中止”を思い出しました。
毎月購読しているということで、さぞかし残念な気持ちになると思います。
それは、毎月しっかり読んでいなくても身近にあるだけでも
新しい企画やデザインを進めて行くための「お守り」みたいな存在だったり、
時には助けられたり…と、あらゆる形で人々に影響を与えていたと思います。
もちろん、そういったデザインの関連本に頼りすぎても
変に固定観念が根付いてしまったり…。
アナログなものは基本的に「普遍的」なものばかりですよね。
アナログを知らずにこの業界にいる人達がどんどん増えていくのも
実は今回の「広告批評」の休刊へと追い込んだ結果なのかもしれません。
いくら時代が変わっても、暗室でジィーっと現像するような感覚で
僕はモノ作りに専念していきたいと思います。
shiyaさんも今の気持ちを忘れず、器の大きなクリエーター目指して
がんばってください。
コメント、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
う〜ん、確かに“青山ブックセンターの営業中止”を思い出しました。
毎月購読しているということで、さぞかし残念な気持ちになると思います。
それは、毎月しっかり読んでいなくても身近にあるだけでも
新しい企画やデザインを進めて行くための「お守り」みたいな存在だったり、
時には助けられたり…と、あらゆる形で人々に影響を与えていたと思います。
もちろん、そういったデザインの関連本に頼りすぎても
変に固定観念が根付いてしまったり…。
アナログなものは基本的に「普遍的」なものばかりですよね。
アナログを知らずにこの業界にいる人達がどんどん増えていくのも
実は今回の「広告批評」の休刊へと追い込んだ結果なのかもしれません。
いくら時代が変わっても、暗室でジィーっと現像するような感覚で
僕はモノ作りに専念していきたいと思います。
shiyaさんも今の気持ちを忘れず、器の大きなクリエーター目指して
がんばってください。
コメント、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
コメントの投稿
トラックバック
http://sei2.blog15.fc2.com/tb.php/206-4f25ed53
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)





自分は駆け出しのDTPデザイナーです。
会社自体はweb制作が主なのですが、この雑誌は毎月社で購読しています。
このニュースを知ったときは、青山ブックセンター営業中止のときのような気持ちになりました。広告批評は高校生の頃から読んでいました。とてもとても寂しいです。
ネットにより批評や意見がフラットに、誰の手でも交わされるようになった。いわゆるマスメディアというものの概念も様変わりした。
それでも、自分の考え方の芯になるような、こういう雑誌はずっと残ってゆくべきだと思います。
暗室で写真が現像する時間を楽しむ、そういった感覚は、古い新しいではなく普遍的なものではないでしょうか。その感覚を完全に失ってしまったら、人間は何か別のものになってしまう気がします…