2017-09

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ロゴデザインの価値感

おはようございます。日曜はお休みしました。(毎週日曜はお休みです)
さて、今回のお題は「ロゴマーク」についてです。
企業や商品等のアイデンティティの表現、特に企業では「顔」として重要な意味を持ちます。企業らしさや目指して行くイメージを表現することで差別化を図り、そして働く人達に企業の一員であることの意識向上、モチベーションアップさせるシンボルとして機能します。そのような社名の表記をロゴ(ロゴタイプの略称)といい、さらに図を加えたりデザイン化したものをロゴマークといいます。

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ロゴやロゴマークは、企業理念等を明確化したアピールする戦略=CI(コーポレート・アイデンティティ)の一環として1950年代、アメリカで誕生し、日本では1980年代に各企業が取り入れたものです。特に最近この作業に関わる機会が多くなってきて、いろいろ思うところで言えば、この「ロゴ」の場合、制作費が高いというイメージの方々が多く、だから作らない人が多いんだな~と感じています。確かにひと昔前のバブルの頃は相場の基準として「資本金の10%」が制作費という時代があり、大手企業はCI導入という形でデザイナーに対してそれなりにギャランティを支払っていました。仮に大手企業の資本金が3億円とした場合、CI導入の制作費は、3,000万円!、となりますね。なぜ、そこまでしてきたか?。それは作る側デザイナーに対して、その企業が存続する限りずっと使って行くロゴ、その会社の一部分を作るのと同じ、その責任の重さは図り知れない。そんな大変な作業をお願いするからにはそれなりに…みたいな風潮というか、企業側の姿勢、思いやりみたいなものがそのような価格基準を作ったと言えるでしょう。でも、その基準はいつしか時代の流れと共に変化して、そんな思いやりのような意識は感じられないのが最近見受けられますね。これには「価値観の違い」が大きな要因。悪く言えば、「おたくに頼むんだから、安くしてよ」とか、「マックで作るんだから簡単でしょ」とかとか…。こうなるともう価値観や、好き嫌いになってくるので決まる物も決まらない。だからいつも各クライアントに説明をするのですが、「考え方を変えてください!」って言っちゃいます。「こっちも作るのは大変、リスクが大きすぎる」ということです。責任重大なのですってね。ロゴマークを作ることでその会社のイメージもアップし、さらには働く人達のモチベーション度もアップする。相乗効果の期待、企業としてのメリットは沢山生まれるハズなのに、そんな頼み方ってどうなのよ。である。CI導入やロゴマークを作ったことでを急成長した企業や商品はたくさんありますよね。
結局は時代に伴った適正価格で作ることにはなりますが、頼み方ってもんがあるでしょ。安くても担当者やオーナーの想いみたいなものがあれば、「いっちょ、やってやるか!」みたいに気合いが入るので、結果いいものができるというワケです。少なくても僕の場合、頼み方次第で作業レベルも上がり、モチベーションが高い方がいいものを作る自信に繋がってきます。そこまで責任を持って魂を注ぐものだと思います。
最近ではインターネットで何十種類ものひな形を用意して、「このパターンにおたくの社名をはめて作ります、5万円~」みたいな業者もあります。こうなって来るとまるでフリー画像をダウンロードで購入するように「ロゴを買う」という発想になって、ロゴマークの重要性も半減するのは言うまでもありません。確かに安く作れるのは各企業、メーカーは嬉しいかもしれませんが、それで本当にいいんですか?って思うのは僕だけ?。オリジナルを忘れていませんかってね…。
いま関わっているものでは「ラーメン店」のロゴ制作関連がありますが、とあるプロジェクトが出しているロゴ制作費をみる機会がありました。そこには、シンボルマーク制作費=55万円という金額が…。ラーメン店の多くはいわゆる「個店さん」です。単純な価値観で言えば、ラーメン一杯750円という商売で考えると非常に高い。そうなると「高いから作らない」、「既存書体でいいや」となってある種、妥協。そんな価格でやっている制作会社が存在するのは分りますが、やはりその人に合わせて作っていくというのが本当にいいもの、喜んでもらえるもの、オリジナル性という結果になるはずです。お金も大切だけど、心がこもったロゴマークは、それはそれは素晴しいデザインと言えるでしょう。(ちょっと愚痴っぽいですけど)

価値観は人それぞれですが、作りたい人の価値観を理解してその中でいいものを作るということ。これこそクリエーターとしての本来の姿だと僕は思うのです。確かにビジネスは大切です。でもやり方次第でできるハズ。やたら無駄な企画を乗っけて変な付加価値を提案したり、点数を提案してその分請求したり…。
ロゴデザインの重要性を理解して企画していけば必ずいいデザインが生まれるハズなのに、自己満足や流行で走ってしまい、依頼する側とされる側の価値観の違いから間違った方向性で完成してしまったロゴマークは世の中にたくさんあります。一度作った物は気づいた時には直しが効かない。
だから、しっかりとした企画で作ることをお勧めします。スマートなデザインで行きましょう。

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次回は、「デザインと演出力」についてです。お楽しみに…。
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sei2prof
グラフィックデザインをはじめ、
企画力とコンサルティングを武器に
つねに新しいデザインを追求しながら
熱く走り続けて20年余・・・。
デジタルデザインが当たり前のいま、
切った、貼ったのアナログデザインの
経験を活かし、あくまでもMacを
道具として使うデザイン中毒者。

このブログでは、世の中の全て、
身近な物にもデザインは存在する。
という観点で熱く語ります。
楽しくなければデザインじゃない。
遊ぶように前向きにってことで・・・。


・日高 聖二 Seiji Hidaka

・神奈川県川崎市生まれ

・10代から独立心が強く
 様々な挫折をしながら経験を積む。

・21歳、家族の勧めで広告業界へ
 営業と版下のノウハウを覚えながら
 独学でデザインの基礎を身につける
 20年以上のデザイン経験者

・2003年 12月2日 デザイン会社
 SEI2 GRAPHICS&CO. 設立

・座右の銘:この世は修行

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